見出し画像

価値ある敗戦!竜打線に粘り生まれる!【中日ドラゴンズ・8月3日】

 両チーム合わせて31安打が飛び出した乱打戦。中日はヤクルトを上回る16安打を放ちましたが、惜しくも7対9で敗戦しました。

 序盤から大量失点を重ね、一方的な試合になると思われましたが、最終回まで諦めず戦う姿勢を見せた立浪竜。まさに、竜戦士の意地を見た試合でした。

 だからこそ、チャンスを逸し、ミスが絡んで失点した3回の攻防が非常に悔やまれます。ただ、次戦以降に繋がる価値ある敗戦であることは、間違いないでしょう。

十数分の間に起きた悪夢

 1点を追う3回。無死1、2塁のチャンスを作った竜打線。ここから木下拓哉捕手、ガルシア選手、溝脇隼人選手の3選手がわずか6球で凡退。一気にチャンスがしぼんでしまいました。

 そして直後の守り。先頭・山田哲人選手が中堅付近に打ち上げた平凡な飛球を、左翼手・ガルシア選手と中堅手・大島洋平選手がお見合い。まさかの出塁を許してしまいます。

 続く村上宗隆選手の遊ゴロも、遊撃手・土田龍空選手が失策。中堅へ抜けそうな当たりではありましたが、嫌な雰囲気が漂います。

 そして次打者のサンタナ選手に投じた初球。打球はあっという間に右翼席へ着弾し、痛すぎる一発を浴びてしまいました。

 わずか十数分の間に起きた悪夢。現実なのか、夢なのか分からないまま、あっという間の3失点。流れるような悪夢に、しばらく現実を受け入れることが難しいほどの状況でした。

竜打線に粘りが!

 しかし、大きな収穫もありました。打線は試合を決して諦めることなく、ジワジワと首位・ヤクルトを追い詰め、見事に得点を重ねました。

 1番の大島選手は脅威の6打数6安打。3番の阿部寿樹選手は本塁打を含む3安打3打点。途中出場の平田良介選手は2安打2打点と大暴れしました。

 9回にはヤクルトの守護神・マクガフ投手から得点を奪い、最後もチャンスを作りました。同点に追いつくことはできませんでしたが、着実にヤクルトを追い詰めた竜打線。嫌らしい、打線の粘りがでてきました。

打線に厚み

 後半戦はまだ始まったばかりですが、レビーラ選手ガルシア選手の加入によって、打線に厚みが生まれています。前半戦とは違う姿の竜打線と投手陣がかみ合う試合が増えれば、最下位を脱出する日はそう遠くないかもしれません。

【出典】
プロ野球 - スポーツナビ (yahoo.co.jp)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?