【中日】松山晋也投手から藤嶋健人投手に継投 勝敗を分けたのは立浪監督の勇気ある決断? ~8/13~
◇8月13日 中日5-4ヤクルト(神宮)
中日・立浪和義監督の勇気ある決断が、連敗を止めました。
4-2で迎えた8回裏。3番手・松山晋也投手が村上宗隆選手に適時打を浴びて1点差。なおも無死一、二塁の大ピンチの場面でした。
松山投手は勝ちパターンの一角ですが、藤嶋健人投手に交代。勝負に出ました。
続投の選択肢もある中
1死から代打・山田哲人選手に死球を与えて満塁にしたものの、内山壮真選手を併殺打。同点、勝ち越しを許しませんでした。
前夜(12日)、松山投手がサヨナラ犠飛を浴びていたとはいえ、勝ちパターンにメスを入れる継投。
松山投手はこの日、1死も取れずに降板しましたが、お手上げ状態というわけではありませんでした。
サンタナ選手、村上選手に対してボール先行の投球になりましたが、細心の注意を払って際どいコースを攻めたもの。
松山投手の粘りに期待し、続投という選択肢も考えられました。
批判集まっていた可能性
松山投手を続投させることも、藤嶋投手に交代させることも勇気ある決断。
結果、藤嶋投手が抑えたことで、継投を選択したことが成功となりました。
松山投手が神宮球場を苦手にしていることが、継投という選択を後押ししました。ただ、簡単に決断できることではありません。
リードしている段階で継投を選択したことで、仮に藤嶋投手が打たれていれば采配に批判が集まっていても不思議ではありません。
立浪監督の決断に選手が応えた結果、連敗をストップさせました。
貴重な追加点に繋がる
藤嶋投手の好リリーフが流れを呼び、9回表に1点を追加。勝利を大きく引き寄せました。
その裏、R・マルティネス投手が代打・増田珠選手にソロ本塁打を浴びて追い上げられたことを考えると、貴重な追加点となりました。
敵地での連敗を13で止め、高橋宏斗投手が自身初となる10勝目に輝いた試合。
立浪監督の勇気ある決断に、勝利の女神が微笑んでくれました。
【参考サイト】