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守備でプレッシャーを与えるベテラン【中日ドラゴンズ・契約更改】

 ベテランの域に達した選手が、来季の中日を支えます。大野奨太捕手、堂上直倫選手です。

 プロ14年目・35歳のシーズンを終えた大野奨捕手は600万ダウンの2200万円。プロ16年目・34歳のシーズンを終えた堂上選手は現状維持の2900万円でサインしました。

 優勝するためには、若手の勢いだけでなく、ベテランの経験が必ず必要となります。若い選手が台頭しつつある今の中日で、この2選手の働きがAクラス入り、そして優勝するために重要なピースとなります。

苦しいシーズン

 大野奨捕手は今季、8試合の出場。打席数は少ないものの、移籍5年目で初の打率1割台を脱出。打率2割9分4厘と、少ない出番を確実に生かしました。

 ただ、正捕手の木下拓哉捕手、若手の石橋康太捕手の存在もあり、今季も1軍に定着することができませんでした。

 堂上選手は昨年から出場試合数を大きく減らし、16試合の出場に終わりました。打率こそ2割7分8厘と成績を残しましたが、本塁打と打点は0。今季はあまり存在感を示せませんでした。

新たにチームを支えるベテラン

 2選手ともベテランの域に達し、様々な経験を若い選手に伝える時がきました。そして、チームに欠かせないピースの1つとして、しぶとい活躍が求められます。

 中日は今季、メジャーも経験した福留孝介選手が引退し、日本一を経験している平田良介選手も退団。新たにチームを支えるベテラン選手が必要な状況となっています。

必要不可欠な存在に

 大野奨捕手は日本ハム時代にリーグ優勝と日本一を経験し、捕手として貴重な経験を十分持っています。木下捕手から正捕手の座を奪うことは簡単ではありませんが、若い投手を引っ張っていくことができます。

 負けが続いた時、来季3年目の高橋宏斗投手や上田洸太朗投手らとコンビを組むことで、いつもと違う新たな一面を引き出すことができるかもしれません。

 今季は厳しい減俸となりましたが、若い投手が増えている中、巧みなリードで勝利に導くことが期待されます。

 堂上選手も同じです。今季は土田龍空選手が台頭し、来季からは新人の内野手が4名加わります。どの選手が起用されるにしても、必ずバックアップメンバーが必要です。

 今オフ、三ツ俣大樹選手が退団し、中日の内野陣を支えるのは堂上選手しかいません。安定感抜群の守備で、チームを支えることが期待されます。

守備でプレッシャー

 実績ある巨人の中島宏之選手、来季から巨人に復帰する長野久義選手、巨人入りが確実視される元ソフトバンクの松田宣浩選手がベンチに控え、代打で登場することは相手に大きなプレッシャーを与えることができます。中日も相当苦戦するでしょう。

 ただ、中日は巨人と違い、守備でプレッシャーを与えることができます。容易に得点は奪えなくても、未然に失点を防ぎ、中日をAクラス、優勝へと導きます。

(金額は推定です)

【参考サイト】


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