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【中日】宇佐見真吾捕手が抹消で、加藤匠馬捕手が残った理由は? 立浪監督の意図とは ~5/17~

◇5月17日 DeNA2-1中日(横浜)

宇佐見真吾捕手が抹消され、石橋康太捕手が今季1軍初昇格を果たしました。

立浪和義監督は、開幕から40試合目で初めて捕手陣にメスを入れました。

捕手3人体制は変わりませんが、立浪監督の意図が分かる入れ替え劇。

宇佐見捕手が抹消され、木下拓哉捕手、加藤匠馬捕手が残った理由は明確です。


立浪監督が重視したもの

今回の入れ替えで明確になったのは、立浪監督が盗塁阻止を含め、守備面を重視していること。今一度、目指すべき野球像を見直しました。

今季、捕手陣の打撃は軒並み不調。木下捕手が打率.171、宇佐見捕手が同.231、加藤匠捕手も同.118と寂しい成績が並びます。

特に、打撃に期待がかかる木下捕手、宇佐見捕手の不調はチームにダメージを与え、復調が待たれていました。

守備面でも盗塁を許す機会が目立ち、盗塁阻止率でチーム最高なのは加藤匠捕手の.286(16日現在)。こちらも、寂しい成績となっています。

石橋捕手は今季、2軍で打率.3001本塁打10打点と成績を残しており、今回の昇格は必然でした。

一方、誰が代わりに2軍降格してもおかしくない状況の中で、左の代打としても期待できる宇佐見捕手が抹消されました。

8日・巨人戦の采配

8日の巨人戦。0-1の8回表、2死一塁の場面で、立浪監督はスタメンの宇佐見捕手から、加藤匠捕手に交代させた場面がありました。

一塁走者は吉川尚輝選手。足を警戒し、「加藤バズーカ」による盗塁阻止を期待した采配でした。

直前の攻撃で宇佐見捕手に打席が周っていたことも影響していますが、加藤匠捕手の良さを最大限活かすような采配

宇佐見捕手と加藤匠捕手を比べた時、打撃では宇佐見捕手に軍配が上がりますが、盗塁阻止を含めた守備面では加藤匠捕手に軍配が上がります。

守備面を重視した結果、加藤匠捕手が1軍に残り、宇佐見捕手を降格させる判断になったと考えられます。

苦しい戦いが続く中で

前日(16日)、木下捕手が猛打賞と復調気配をみせたこと、石橋捕手が好調なこともありますが、守備面を考慮した入れ替え劇となりました。

昨秋、侍ジャパンに選出された石橋捕手の実力は折り紙付きで、一気にレギュラーを奪う可能性があります。

5月の本拠地成績は、16日時点で2勝5敗と負け越し。カード勝ち越しもできず、苦しい戦いが続いています。

立浪監督がチームの目指すべき方向を示し、再び勝ち星を積み重ねられるのか注目です。

【参考サイト】


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