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【中日】松山晋也投手が立浪監督とチームを救った? ヒーローに負けない価値ある投球とは ~6/21~
◇6月21日 中日1-0広島(バンテリン)
ヒーローはもちろん、高橋宏斗投手とカリステ選手。
広島の先発・床田寛樹投手から大量得点は望めない中、高橋宏投手が7回までスコアボードに「0」を並べ続けたことが勝因です。
カリステ選手の先制ソロ本塁打は、この試合唯一となる得点。好投手同士の投げ合いに風穴を開ける、貴重な一打でした。
また、この2人以上までとはいかなくても、勝利に欠かせないピースとなった選手がいます。
完封ペースで動いた立浪監督
8回に登板した松山晋也投手です。
1-0と緊迫した試合の中、先にベンチから動いたのは立浪和義監督。
7回裏2死走者なしの場面で、高橋宏投手に代打を送りました。
直前の守りで1死二・三塁とピンチを招いていたとはいえ、球数は83球。奪った三振は7、与えた四死球と長打は0と、完封も視野に入るペースでした。
その中で、立浪監督は勝ちパターンに託すことを選択。この試合のターニングポイントになりました。
ターニングポイントでみせた投球
松山投手は2死から秋山翔吾選手に安打を許したものの、矢野雅哉選手を10球目で空振り三振。カウント3-2までいき、ファールで粘られる苦しい場面でした。
もし、矢野選手の出塁を許せば、ともにマルチ安打を記録していた野間峻祥選手、小園海斗選手との対戦が待っていました。
試合終盤のピンチでクリーンナップと対戦すれば、試合をひっくり返されてもおかしくありません。
ましてや、相手は床田投手。追加点を奪える絵は描けていませんでした。
松山投手が投じた22球は、試合が動きかねない場面を抑えた価値ある投球。ヒーローインタビューに呼ばれても不思議ではないほどの貢献度でした。
チームも立浪監督も救う
リーグ戦再開の初戦を、中日らしい野球で勝利した立浪竜。
ヒーローは高橋宏投手、カリステ選手ですが、松山投手の投球も忘れてはいけません。
好投していた高橋宏投手を代え、勝ちパターンに託した立浪監督の期待にも見事に応えました。
結果次第では、采配ミスと言われても仕方がない場面。松山投手の好投が、チームも立浪監督も救いました。
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