フリーランス美容師を始める前の注意点
20年以上も前からフリーランス美容師をやっていたので、その経験からメリット&デメリット、注意点を書いてみようと思います。
フリーランスのメリットは「自由」。
これ以外にメリットは、ほぼ無いです(笑)
ただ、自由にも色々と種類があるので、ざくっと上げてみましょう。
自由の種類
時間の自由
働く場所の自由
人間関係からの自由
商材を選ぶ自由
メニューを好きに決められる
これらの事が自由に、自分の判断で伸び伸び働けます。
しかし、自由の裏側には必ず「責任」が伴います。
1, 時間の自由
スケジュール管理をきっちりできないと、大変な事がおきます。僕はGoogle カレンダーで、お客様の予約、支払い日、移動日など、すべての時間管理をアプリ内で管理しています。
連休も作れますし、朝方シフト、夜型シフトなど、自分の働く時間も自由です。土日休みにしたって良いと思います。
2, 働く場所の自由
イヤなスタッフがいたり、周りの客層が片寄っていたり、条件が合わなければ、さっさと辞めて、次の職場に移動できます。なんなら、1箇所ではなくて、僕は札幌、代官山、横浜と3箇所で仕事していますし。コロナ禍以前は、オーストラリアと東京と札幌の3箇所を移動して仕事していました。
3, 人間関係からの自由
意地悪なスタッフがいたり、オーナーが面倒な人だったり、ストレスになるような要素があれば、また新しい美容室を探して、椅子の1台を探せば良い。
4, 商材を選ぶ自由
新しいカラー剤が出たり、こだわりのシャンプー剤があったり、サロンに所属していると決められた商材しか使えませんが、自分の判断で好きな商材を持ち込めばよいので、職人魂が満足できます。
5, メニューを好きに決められる
苦手なメニューは入れなくてもいい。例えばメンズカットが苦手なら、メニューから外せば良いし、アップスタイルも再来に繋がらないようなものも外しちゃっても、自由に決めることができますし、自分だけエクステを始めちゃっても良いので自由です😊
良いとこどりのフリーランスに見えますが、デメリットがこの10倍あります。
フリーランス美容師のデメリットと注意点とは?
経験が浅いと、対処できないお客様が出てくる
正社員からフリーになる時にはお客様は半分の半分の数になる覚悟を
確定申告のために、日々の帳簿付けをしないといけない
経費にならないものまで経費に付けてしまうと、追徴課税(罰金)の対象に
両替の準備や、POSレジの管理、カード決済の管理が必要
集客(マーケティング)を失敗すると、お金と時間だけかかり、自分の給料が出ない
自分の時間は増えても、給料は不安定すぎる
いいスタッフばかりのサロンはそんな無い
自分のWebサイトを作ったり、ブログを書いたり、美容師以外の勉強をしないといけない
サロンワーク以外の仕事に、かなりの時間を奪われ、自分との戦いになる。
集客のために時間と労力を費やさないと、すぐにお客さんは減って食べていけなくなる。
自分でリサーチをして新しいスタイルや薬剤など勉強し、常にアップデートしていないと、直ぐに時代遅れになる。
カラー剤やシャンプー剤にこだわって良いものを仕入れると、支払できなくなる日がくる
ざっと、思い付いただけでも、これだけあります。
当サロンで働く業務委託や面貸しスタッフには、このデメリットなど、リスクを回避できるように勉強会をしながら、売上げアップのヘルプもします(希望者のみ)。
上記13個のデメリットの詳しい内容は、また後日にアップします。
興味があればフォローをして下さいね✨️
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