【第9話】3万円の飛行機代が、ゼロ一つ増えて返ってきたら行くでしょ!?
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前回のあらすじ
突然、銀座の老舗の美容室からヘッドハンティングに会い、3回断ったのだが、こっちの条件を全てのんでくれることになり、働くことに。
出勤日は自由に決めることができ、毎月の8日間の札幌出張も自由にできた。しかし体質は昭和のまま。
英語が話せて、外国人のブロンドのカラーもできて、スタッフに教育できる3つのスキルが100万分の1しかいないレアな人材になっていた事に気付く。
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昭和の体質を未だに引きずっている会社も多いのだなと、実際に自分が身を置いて働いてみると分かった。
10年一昔なんて言っていたら、世の変化について行けない。今では3年一昔、10年大昔だと思う。どんどん新しい事を取り入れていかないといけないのに、この会社は何をやってるのかと思っていた。
そんなブラックな会社ではあったが、僕は当初の契約の通りにマイペースで仕事をさせてもらった。
空いている時間は講習会や英会話教室の教材作り、サロン内の手が足りなくなったらヘルプに行き、外国人からの問い合わせがくれば通訳に回ったり、飛び込みの外国人のお客様は僕が担当していた。
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フリーランスを目指している人には、成功のエッセンスがこのエッセイに詰まっています。 2011年秋。長年の海外生活を終え、日本に帰国。顧客…
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