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初めての外部登壇経験を通じて感じたこと


登壇や話したことのあらまし

  • SaaSプロダクトベンダー主催

  • カントリーマネージャーとの対談(パネルディスカッション)

  • 1on1の対談だったので、企業の取り組み自体を掘り下げるというよりは、私自身の経験や考え方を掘り下げていただく形式だった

登壇依頼〜登壇直前まで

イベントの登壇を依頼されたときは、どちらかというと社外向けのプレゼンスを高めるよりも、社内向けに大々的にイベントに出ていることやそこで話すことを見て・聞いてもらい、どのように自身の業務に変化が訪れるかといったことを考えるきっかけにしてもらおうと考えていた。

ちょうどCovid-19の自粛ムードがひと段落してきたこともあり、様々なイベントが対面とハイブリッド、オンラインと形式を分けている状況であった。集客性においてはオンラインは抜群だが、イベントや話している内容へのエンゲージメントなどは圧倒的に低い。一方で、対面であれば都合がついて来客される人数は少なくなってしまうが、イベントに参加された方の熱量は高いといったトレードオフのような関係性がある。私が登壇したイベントは、完全に対面型のイベント開催にして、オンラインでのイベント公開なども行われなかった。そのことから、当初の私自身の目論見が外れてしまった形となり、わざわざ自分の話を聞いてもらうためにオフィスを出て会場に来場してもらうというわけにはいかなくなってしまった。

ということで、社内向けというよりは、イベントの来客者層の期待に応えられるような内容にうまく色付けして伝えられないかという方向に舵を切ることにし、私から話すトピックを出すのではなく、イベント側・主催側の意向に沿ってみることにした。

イベントで話したことと、その反響

DXといってもイケてる事例ではなく、日々泥臭く取り組んでいることや、現場とのコミュニケーションにデータというFACTを持って対話を試みること。それにより行動や文化、習慣の変容を促す機会を作ること。そこでITやDX側の思いでプロジェクトを牽引するのではなく、組織や人が変わるのを促し、あくまで自分ごとで変革に取り組んでもらう重要性を伝えた。
(具体的なケーススタディというよりも精神論に近いような話がメインだったのではないかと自負している)

私は事業会社、ユーザーとしての側面が強い企業に所属していることから、何らかの売り込みがかかることが多いのではないかと考えていたが、対面で話しかけてくれたのは、同じようにユーザー企業で課題を感じているがどうしていいかわからない人からの相談であったり、あるいは同じように変革的な活動を行っている人からのエールを受けるというもので多くの方からお声かけをいただいた。私としては、熱量を伝えるコミュニケーションを社内の関係値がある場合においてだけでなく、関係値がない外部の方々に対しても少なからず情熱を伝播できたのだとすれば、私自身について、またやっていることについても少し自信を深める機会になったのではないかと考えている。

今後の同様の機会について

どうしても限られた時間の中で登壇に向けた準備に追われてしまうのは逡巡してしまうところがあるのは否めないが、一定の成果を作れているということを自らが深められていて、製品の宣伝に留まらず何らかのメッセージを聴衆に伝えることが可能と感じられるようなトピックやイベントについては、またの機会があれば参加は前向きに検討したいと思った。

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