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【本編】「Oiro Pena」 Jazz Music Review #003

今回取り上げる音楽

Album「Oiro Pena - IMA」(2021)

音楽レビュー・感想

今回はFinlandから。Oiro Penaの作品をピックアップ。
まずはジャケット。シルクスクリーンで刷られたハンドメイドのジャケットで、見るだけで想像を掻き立たせるスピリチュアルなイカしたデザイン。
やはり聴いてみると納得。ジャケットデザインのさらに上をいくスピリチュアル感満載の内容になっています。
1曲目から、ジョンコルトレーン、ファラオサンダースを感じさせる堂々たるサックスブロウが炸裂!
バックグラウンドからはオルガン、シンセの不穏で怪しげなサウンドが包み込み、神や創造主に近づくかの様な精神性を感じさせ、前衛的でサウンドでありながらも、行き過ぎず、絶妙なバランスで構築された演奏を聴くことができます。
個人的推しの楽曲は、B1の「Voi Maa!」。

囁くヴォイスにメロディ豊かなサックス。
それを支える浮遊感あるピアノの旋律。
どこかアフリカを感じさせるかの様な、壮大で美しい楽曲です。

この作品を聴いていると、Kamasi WashingtonのThe Epicを思い出しました。
こちらの作品もスケールが大きく、スピリチュアルな内容。
Oiro Penaの方が少し攻めたFreeな表現が多い印象ですが、Kamasi Washingtonを聴く方には、是非お勧めしたい作品です。
Oiro Penaはまだ活動が浅いアーティストの様ですが、動向をチェックしていきたい注目のアーティストの一人。これからの活動にも期待!
では今回は、Kamasi WashingtonのChange of the Guardでお別れとします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!


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