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【本編】「志摩伸己」 Classical Music Review #004

今回取り上げる音楽

Album「志摩伸己 – 流浪のピアニスト」(1974?)

音楽レビュー・感想

ネットでググっても何も情報が出てこない。
今回は謎に包まれたピアニスト 志摩伸己(本名: 鈴木喜一郎)さんを取り上げます。
※Classic Music Reviewとして記事を書きましたが、内容的に少しジャンルがずれているかもしれません。

上記動画のリンクは、個人所有のレコードから録音したものをUpしています。
クリーニングがしっかり行えていないまま録音していたので、若干チリプチが聞こえますが、ご了承を。

この作品はおそらく1974年辺りで作成されたもの。
全編、古き良き日本の民謡などをピアノ一つで歌い上げた作品です。
ネットに情報が殆どない事からも、アマチュアのピアニストだったと思われますが、作品一つ一つの表現がとても美しく、隠れた才能の持ち主であったと推測。
とても歌心に溢れた、心温まる演奏を聴くことができます。
中でも29:40辺りからはじまる”赤とんぼ”は白眉の演奏。
とても美しすぎて、自分は思わず涙がこぼれました。。。
哀愁溢れる情緒に富んだ名演だと思います。

作風は違いますが、同レーベルCBS/Sony Special Products(自主作製)からリリースされている「ににんがし - Heavy Way」もオススメです。
似た国内アーティストだと、Sugar Babeや小坂忠さんなどの古き良きCitypop、Folk Rockな作品となっています。
こうやって自主作製されている作品もプロに負けず良いものがいくつもあります。
普通に音楽を聴いていると、出会うこともない作品だと思いますが、色々と掘り下げていくのも新しい発見があり面白いです。

今回は志摩伸己さんを取り上げました。
アーティスト自体、謎に包まれた方なので、深いレビューはできませんでしたが、貴重な作品で、とても良い演奏だなと感じましたので、今回取り上げてみました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。良き音楽ライフを〜♪

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