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なんやこれ大全集

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今日の21時に世界が終るかも知れなかったんですけど、取りあえず今まだ世界はあって、ドラクエ8のラスボスまであともう少しだったんで、取りあえずそれが終るまでは世界が存続していて欲しいです。かーるさん、お題ありがとうございました。

Mの虚像

お金持ちの父親と母親が離婚して、彼女は安い公団に引っ越した。

その近くに「あじさいロード」があった。

彼女は、両親が離婚してしばらくは新しくなった苗字を教えてくれなかった。小さくなってしまった家に案内してくれることもなかった。

ある日、「今日親が居ないからくる?」と誘われた。紅潮する白い頬を見て、それと知った。

お互いに学校が休みの日。私服で待ち合わせた僕らは近くのコンビニで酒とコンドーム

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商社社員、午後7時45分の群像

もう限界だ。

中学受験から始まって、高校はエスカレーターで上がったものの、大学ではさらに難関をということで東京都内の某国立大学を受験。見事に合格をしたあとに、一流企業に就職して、異例のスピードで昇進。現在は30人の部下を束ねるプロジェクトリーダーを勤めている。

プロジェクトというのは、アフリカに眠っているとされているガス田を開発して日本国内の企業に売りさばくというもの。現在までに会社がこのプロ

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天空城「蒲田」

風俗独特のなんとも言えない匂いを抜けたらそこにそびえ立つ蒲田。
パチンコ店と激安ピンサロの聖地。
クラミジアを引きずりながら働くバツイチかつ精神疾患持ちの30代女性を乗せた京浜急行が走り抜ける。
タバコの吸殻を拾い集めて作られるタバコ。
意味もなく公園で捧げられる謎の韓国人の祈り。
駆け巡る雑踏、天空城「蒲田」

在日朝鮮人の利権に対する非難を声高に叫ぶ厚顔無恥なステレオスピーカーも、盾を称する無

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4畳半地獄

時々不安になる。
コロンブスがアメリカ大陸を発見した時、インドと勘違いしていたように、僕が自宅と思っているこの場所は自宅ではないのでは?と。
いや、そんなことあるはずはない。
何故なら、彼女がおいていった生理用品がきっちりトイレの棚の上にあるからだ。
いや、しかし、経験上女というものは興味のある男の家には生理用品を置いていくという習性がある。すると、なにか、より不安を深めるだけの材料でしかないでは

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