『自分の時間を取り戻そう』を読んで

~安井コラム#65~
どうも。よくよく振り返れば、読書感想文が嫌いで、2,3年連続で同じ内容を書いていた安井です。

今では読書が大好きで、いっぱい読んでいるんだが、
お勧めされた本『自分の時間を取り戻そう』を読んで、内容+自分が感じたことを紹介しようと思います。

著者がこの本で伝えたいことは以下2点。
①あらゆる分野で生産性が高い方向に移っているため、その波を捉えて仕事やプライベートの質を充実させる
②手に入れたい価値を明確にし、努力する場を見誤らない

①あらゆる分野で生産性が高い方向に移っているため、その波を捉えて仕事やプライベートの質を充実させる

生産性が高いとは、無駄のない、かつ効率が最も良いものを指す。例えばタクシーの配車やデリバリー配達を手掛けるUberのように、余っている資源をうまく最適化することや、学校教育を生徒一人一人の個性や実力に合わせてカリキュラムを組むなど。

このような生産性の高さを追い求める必要があるとなぜ今更強調するのか。
それはこんなロジックなのかなと思い、BとCが軸になっている。
 A.モノが溢れてきた。
  ↳B.そのモノは全て無駄なものではない。(先人が頑張って考えた)
   ↳C.しかし、時間は有限であるため、全てを試すことができない。
    ↳D.効率よく動く必要がある

このロジックで、生産性の高さを本当に求めていかないと、知らず知らずのうちに、負のスパイラルが起きるんだなと思い、俺は腹落ちした。

高生産社会を実現するには、2つを組み合わせて行動する必要がある。
①テクノロジーを使う
②考え方を改める(取捨選択、最適化)

ここはざっと行くが、何が『キカイ』がやるべきことか、何が『人間』がやるべきことかを見極めることが必要である。
現時点で『キカイ』がやるべきことは、下記2点で、それ以外のことを人間がやるべきものと考えると、自身の行動を見直すことができる。
 1.時間をかけた分だけ成果が得られる単純作業
 2.ルール化されている
例えば、「情報を整理」して、「組み合わせ」、「経験を追加」をして、「独自のアイディアを出す」ことは、『人間がやること』であるといえる。

面白かったのは(確かになって思った)、インプットが簡単に増やせる環境にいくと、生産性を高めようとしなくなり、返って弱効果であるということ。要は、自分であれやこれやと考えることがなくなり、環境依存になってしまい、結果的に行動の質が落ちてしまう。
そうならないために、労働時間を減らしたり、勉強時間を減らして、PDCAを高速に回す取り組みが有効である。
昨今は、働き方改革と叫ばれているが、意味をしっかりと感じて働く時間を減らさないと、ただの使えない人材になる。単純に12時間でできる仕事は8時間では終わらないから、期日を延ばす伸ばす必要があったり、人を増やす必要があるから。(←コストUP)

②手に入れたい価値を明確にし、努力する場を見誤らない

どんなに効率よく行動できても、全てのことに取り組むことができない。すべてを得ようと取り組んだ結果、逆に生産性が低くなることは言うまでもないだろう。
そうならないために、手に入れたい価値を明確にし、努力する場を見誤らないようにする必要がある希少資源であるお金と時間を無駄にしないために。
その方法として、『具体的に目標を言語化する』いうことが紹介されている。
例えば、『起業の目的は?』という問いに対して、「圧倒的な成果を出すため」と「束縛のない自由な働きのため」という目標では、今後の方針が大きく異なってくる。
目標に対する手段を間違えないために、常に目標を具体的にする必要があり、その方法として、言語化する(=人に説明できる)ことが、有効である。

高生産化社会の先になにがあるか

著者は、『豊かな生活』が待っていると言っている。
『豊かな生活』とは、希少資源を最大限活用し、自分が欲しいものをできるだけたくさん手に入れる生活。

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最後にまとめ


 ①『IT』や『考え方』で生産性を高くする
  ↳②実績が出る
   ↳③仕事を選ぶ
    ↳④プライベートとの両立、仕事とは別の勉強をする
     ↳⑤自分がやりたいことができる/手に入る
※また①に戻り、どんどん生活が豊かになる

この本では、この正のスパイラルを作ろうと言いたかったのかなと思った。

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