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心の理解をしてストレスを減らす | 反応しない練習

”反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」”から、すぐに怒ってしまったり、悩みすぎてしまったりする人に、ぜひやってみてほしいことを紹介します。自分なりに解釈して書いているところもあり気になる方は、実際の本を読んでいただければと思います。

怒りや苦しみの元はムダな反応

人は反応しつづける心のエネルギーがあり、”求める心”とブッダは呼び、”七つの欲求”から構成
されている。
その一つに承認欲求があり、”相手によく見てもらいたい”、”自分の考えるとおりに動いてもらいたい”、”あのインフルエンサーより活躍したい”など、思考の中で要求が出てきて、無駄な妄想をしている。やがてうまくいかない場合に、それが怒りや苦しみを生む。”自分なんて…”とネガティブな発想の人も、このような妄想の中におり、自ら苦しめている。
心が反応してしまっているため、このような怒りや苦しみを生んでいる。

無駄な反応をしないことが重要

これらの怒りや苦しみはただ妄想の中に囚われており、いくら考えても解決するわけではない。終わらない怒りや苦しみに付きまとわれる。妄想の世界から抜け出すことを行わなければならない。そのため、妄想しそうになったときに、妄想世界に入るような反応をせず、現実に踏みとどまるようにしないといけない。

無駄な反応をしないための方法

妄想の中で悩みが発生してしまうため、心の状態を確認し、妄想世界に囚われないようにすることが重要。

1.心の状態・行動を言葉で確認する

ラベリングと呼び、心の状態や行動を言葉で確認する。
面接で緊張するときは、”私は面接で緊張している”とか、嫌なメールを受け取ったときは”嫌なメッセージをみてイライラしている”など。”疲れたのでやる気が出ない”というのもラベリングにはよい。言葉にすることで今の状態を明確にし、確認し、妄想を止めるようにする。

2. 体の感覚を意識する

目をつむって手をあげたり、下げたりして手の感覚の変化を感じる。
座って手の平を上向きに置き、手を閉じたり開いたりして感覚を確かめる。
鼻から息を吸い、お腹を膨らませ、口から少しずつ息を出す。そのときに、空気が通る感覚やお腹の膨らみを感じる。
こういう体の感覚を意識することで、妄想に陥るもしくは陥ったときに現実の感覚を取り戻し、妄想を止めるようにする。

3.頭の中で整理をする

1,2の後、怒りや悩みに囚われた心の状態を確認する。
相手に何か求めすぎて、それが達成されないから苦しいのか
過去のコンプレックスや、後悔、自己嫌悪から引き出されるのか
漠然とした何かの不安に苛まれているのか
このように心の状態を分類する。
漠然とした状態にしておくのではなく、客観的に見つめ”正しく理解する”ということをすることで、無駄な妄想を止め、心の状態を安定化させる。
正しい心の状態で、現実的にある問題に対し、行動をすれば効果的なものはそれを実行する。どうしようもないことは放っておく。効果的でないものはやらない。

感想

これは、アンガーマネジメントの方法に近いものがあるかもしれません。
怒りや悩みが自分の中の妄想により引き出されるというのは、”確かにな~”と思うところがあります。相手に怒った後で、こんなに怒る必要があったのかと自分に問いかけることは過去にありました。
ラベリングや、体の感覚を意識するというのは、禅にもあるようなことです。日本人には馴染みやすいことかもしれません。
ただ、これらをいきなり怒りを感じた時に意識するのは難しいと思うので、毎日数分でもやってみて、妄想に囚われず、現実の感覚を取り戻せるようにしていく必要がありそうです。

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