信頼できる部下とのエピソード
こんにちは やすです。
私には信頼のおける部下がいます。前回の記事「部下の営業力を高める」に少しだけ登場した人物です。この方なのですが、女性です。
スキルはもちろんのこと、仕事に対して積極的に取り組み、業務効率を考え時間を組み立てられることが出来る素晴らしい方です。
まず私は部下という言葉があまり好きではありません。会社という狭いコミュニティの中だけでの位置づけだからです。
私の部下であることは間違いないです。ただ、たまたま私の部下になっただけであり本来は同じ目的を持った仲間であると考えます。個人的にはメンバーやスタッフと呼ぶべきではないかと考えます。
今回の内容は「信頼できる部下とのエピソード」です。
その為、ここからは敬意を払い彼女という表記に変更させていただきます。
彼女と会話をしたり同じ目的に取り組むと、新しい考えや見方を発見できます。そして自分自身の成長を感じることができます。
今回は彼女とのエピソードをお話させていただきます。
【信頼できる部下とのエピソード】
会社で1泊2日の研修がありました。遠方への研修で私の部署からも、私を含め数名出席していました。
その研修の宴席の際、私は部署の信頼を落としてしまうような大失態を犯してしまいました。※内容は控えさせていただきます。
数日後部署に出社しました。悪評は早いものです。部署には不穏な空気が流れていました。
私は何事もなかったかのように仕事をしていました。
私に触れないようにスルーしてくる人がいたり、茶化してくる人がいたり個々の反応は様々でした。
彼女も私に触れないようにしている一人でした。※彼女は研修に参加していません。
業務が落ち着き二人になった時、彼女が口を開きました。
「何か言うことないの」
やっぱり知ってたか。
ほんとに悪評は早いな、と感じながら答えました。
「あなたには何も迷惑をかけていません。私が解決する問題です。だから私から言うことは何もありません。」
本心からそう思っていました。直接的に被害をうけてない人間に言葉をかける意味も分かりませんでした。
「謝って」
は!?何で私がこの人に謝罪するのか?何でこの人は謝罪を要求するのか?無関係な人間ではないか!
私には全く理解できませんでした。
「これは私個人の問題です!あなたには何も迷惑をかけてないと思っています!でもそんなに謝ってほしいのなら謝ります!すみませんでした!!」
彼女の考えが理解できず怒りの感情だけで謝罪しました。そこに一切気持ちは入っていませんでした。
彼女は冷静でした。
「個人の問題だと思ってるかもしれないけど、あなたに何かあって困る人もいるんだよ。 」
思いがけない言葉でした。
自分がいなくても会社は回っていきます。実際はそうなのでしょう。
私の代わりはいくらでもいると考えていました。私の業務範囲なら誰でもできると思っていました。
しかしそれは大きな間違いでした。
会社としての業務は回りますが、自分が仲間や部下に与えている影響というのを度外視していました。私が今のポジションで救われている人もいるんだと気付くことが出来ました。
上司に謝罪を求めることなんてほとんどないと思います。
この件は彼女の正直な気持ちであり、譲れない部分だったのでしょう。それを私にぶつけてくるのはすごく勇気がいる行動だと考えます。
今でも、この時に意見してくれたことは本当に感謝してます。
この一件から今まで以上に信頼を置くようになりました。自分の判断が間違っていても諭してくれると感じたからです。
上司も完璧な人間ではありません。私は上司が間違いや誤った判断をした際に、気付かせてあげるのが最高の部下だと考えます。
皆様にとって信頼のできる部下とはどんな人でしょうか?
その後・・・
彼女には次の日に改めて謝罪し、同時に感謝の気持ちもお伝えました。すると「私は嫌いな人には何も言わないから」とのことでした。
それもどうかな?と思いながら一緒に働いています(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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