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続けようとしなければ、続けられる

何かを続けるのは、難しい。
そう感じる人は、多いだろう。

日記は三日坊主で終わり。
スポーツジムは契約だけして行かなくなり。
毎日更新しようとしたSNSはすぐに途切れてしまう。

あなたにもそんな経験がないだろうか。

私も同じだ。
続かなかったことは片手では数え切れない。

痩せるために筋トレをしよう。
仕事で活用するため英会話を勉強しよう。
断捨離してシンプルに生活しよう

そう思って、行動して、何度続かなかったことか。
部屋を片付ければ、埃をかぶった腹筋ローラー、続かなかった英会話のテキスト、片付け方のノウハウ本、そんなものがごろごろ出てくるに違いない。

反面、続けられたものもある。

例えば写真。なんだかんだでもう数年撮り続けている。
例えば読書。それこそ小学生の頃から、毎日のように読み続けている。
例えば思索。ただ考えるために考えるのは至福の時間だ。

続けられなかったことと、続けられたこと。
その違いは、一体なんなのか?

結論から言うと、続けようと思っているか、いないかだ。

……当たり前だ、と思っただろう。
だが、私が言いたいのは少し意味が違う。

続けようと思っていないからこそ続けられる。
そう言いたいのだ。

「そんなはずがない。続けるには強い意志が必要だ」

そう感じたかもしれない。

だが、考えてみて欲しい。

「絶対続けるんだ!」と思って続けられたことがあるだろうか?
決意したダイエットが、2週間もったことがあるだろうか?

一方、あなたがいま「続いている」ことはどうだろう。
毎日のウォーキングかもしれない。
休日の風景撮影かもしれない。
仲間と集まってのボードゲームかもしれない。
釣りやゴルフといったものかもしれない。

なんでもいい。
あなたが「続けている」もののことを振り返ってみて欲しい

「がんばって続けよう」と思ったことはあるだろうか?

ほとんどないだろう。
好きで、楽しくて続けていることを「続けなきゃ」と思うわけがない。

——結局、そういうことなのだ。

人間の意志は弱い。
意志の力で出来ることなど、たかがしれている。

「続けよう」と思うのではない。
「無意識に続けてしまう」ことを続ければいいのだ。

「続けなきゃ」「頑張らなきゃ」と思うのは今すぐやめよう。
そう思わなければいけない時点で、向いていない。

「続けてしまう」ことを続けるのだ。
どうしても必要なら、「続けてしまう」ように仕組みをつくるのだ。

そうするだけで、あなたの毎日は今より楽しく、満ち足りたものとなるだろう。

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