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財務諸表分析 リクルートホールディングス(1)


今回から財務諸表分析なるものをやってみたいと思います。

とはいえ、そんなに高度な分析ができるわけでもないので笑、勉強がてら色々書いてみながら、他の人の考察を真似しながらやってみたいと思いますー。

なにか補足やこう観点で見たほうがいいよ、参考になるサイトなどありましたらご教授いただけると!

初回はリクルートホールディングスから〜。IR情報から抜粋がメインです。

1.基本的な情報

会社名 リクルートホールディングス
概要 【特色】求人情報検索エンジン『インディード』、生活情報分野の販促・人材メディア、人材派遣の3本柱
通期売上高 2,173,385 百万円(2018年度)※2兆1733億です。

IR情報 2019年3月期 第3四半期決算
https://recruit-holdings.co.jp/ir/library/

決算概要 https://recruit-holdings.co.jp/ir/library/upload/report_201903_pm_jp.pdf

四季報   https://shikiho.jp/stocks/6098/ 

2.ビジネスモデル

リクルートは3つのセグメントから成り立っております。

① HRテクノロジー事業

② メディア&ソリューション事業

③ 人材派遣事業

の3つです。

それぞれ決算資料から説明を抜粋すると、

① HRテクノロジー事業 : "当報告セグメントはオンライン求人情報専門検索サイト「Indeed」、 オンライン求人広告サイト「Glassdoor」及びこれらに関連する事業で構成されています。"

② メディア&ソリューション事業:当報告セグメントは販促領域及び人材領域の2つの事業領域で構成されています。

③ 人材派遣事業:当報告セグメントは、 国内派遣及び海外派遣の2つの事業領域で構成されています


①は、仕事探しはIndeed♪ で有名なやつですね。求人サイトです。Glassdoorは口コミサイトとして有名ですね。海外で展開されております。

②は、わかりにくいですがいわゆる日本向けのメディアです。販促領域は、旅行サイト「じゃらん」や、結婚情報サイト「ゼクシィ」、住まい情報サイト「SUUMO」などなど。人材領域は、新卒向け「リクナビ」、中途向け「リクナビネクスト」「リクルートエージェント」などで構成されています。

③は、日本向けはリクルートスタッフィングですね。


それぞれ展開している事業ドメインは異なりますが、リボンモデルと呼ばれるマッチングを行い収益を上げていまます。例えば、じゃらんであれば、旅館やホテルから広告出稿料を頂き、旅行者をマッチングさせて、宿泊に導く、というものです。企業からお金をもらう以上企業を大切にしなくてはいけないですし、検索する人のユーザビリティを損ねてもいけないので、どちらも両輪として扱うことが求められるモデルです。

3.業績

昨対比Qlyで6%成長。HRテクノロジーの成長率が以上に高いですね!
人材派遣は昨対割れしているが市場自体の成長率が鈍化している傾向がある気がしております。

今ある情報と自分の知識だけで仮説を立ててみて、次回以降にそれを確かめていきたいと思います。

■確認してみたい仮説たち
・HRテクノロジーが伸びているのは、グラスドアの決算が入ってきたことと、Indeedの成長によるものだ
・メディア&ソリューションが伸びているのは、人材領域の成長によるところが大きい(有効求人倍率の伸びにあたり)
・人材派遣領域は、市場自体が鈍化しており、かつ、海外派遣が伸び悩みを見せている。

以下は、売上の補足データです。

https://recruit-holdings.co.jp/ir/result/#quarterly
売上は、2年間で約Qly+1000億円の伸び率。年間約4000億。

セグメントごとの売上
トレンドもあると思うが、一旦3Qで比較。

HRテクノロジーの成長率が2年で約250%成長。すげぇ。


今回は以上です。

一旦データをまとめただけですが、リクルートが順調に伸びていることがわかりますね。この規模でこれだけ伸びるのはすごいなと思う一方で、同じくらいの売上規模である東京ガスや他の企業がどれだけの成長率があるかを比較もしてみたいなーと思いました。

次回はリクルートのHRテクノロジー領域の分析の報告です。


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