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読書の感想 【猫山課長著 銀行マンの凄すぎる掟】(さくら舎)

猫山課長著 銀行マンの凄すぎる掟ッッッッ!!!


2023年10月5日に発売されて1ヶ月が経ちました。
音読読みの僕はようやく読み終えたので読書感想を書きたいと思います。

こちらの本ですが、
・仕事を通して生きていることにマンネリを感じている方
・人生に行き詰まり感や言いようのない不安や恐怖を感じている方
にぜひ読んでもらいたい。

まさに銀行員の方や多くの会社員の方にはおそらく随所に刺さる部分があり気付きも多く感じられると思います。
そして、それらの属性でない僕のようなひとり社長や経営者であってもどこか刺さる部分があったり、気付きを得られるものでありました。

読書って本当に素晴らしいですよね。

全3章の構成になっており、
「なるほどぉ!」「たしかにあるある!」「これ俺のことか。。。」
と感じ取れて面白かったです。

先に述べたように僕はひとり社長なのですが、過去に雇用していた時期があり、自分もそうだったと言える部分が多くあり第一章は反省の章となりました。

部下として、上司として、社会人として、立場になったつもりで読み自分に当てはめて読み進めると、読む項読む項で気付きを与えてくれます。
そして、零細や中小では味わうことがない、この人生ではおそらく一生かかっても知ることのない世界を感じさせてもらえます。

著者である猫山課長の観察眼、洞察力と思考の深さにはいつも驚いてしまいます。
この状況からここまで考えられるものなの?!
と驚きを感じると思います。

当然のことながら今回の本でも随所で輝きを放っていますし、
noteももちろん好きですが、僕の場合は本で読む方がより没入しやすくこれはこれで好き!と感じました。

思えば、昨年の9月にTwitterで発信されていた猫山課長のnote記事を読んで衝撃を受けた僕はそれ以降、やらなきゃやばい!という恐怖とそこから湧き出てくる得体のしれない何かに焦り続けているような気がしています。

それがきっかけでまた舟を漕いでまだ知らぬ地を見に行こうと思うことができました。
少なくともこの1年は紆余曲折、浮き沈みがありながら、御多分に漏れず僕もインフルエンスされた一人であります。

あなたもこちらの本でいい刺激受けて共に頑張っていきましょう!

以下、個人の感想に入っていきますのでファーストインプレッションを大事にしたい方は絶対に読まないでください^^
ここまで読んでいただき、少しでも【面白かったよ!】って思われましたら、下にある❤マークをぽちっとしていただけるととっても嬉しいです^^


3章構成の中で今の僕に刺さったのは第2章でした。

会社に「あなたの代わり」がいるのはあたりまえ(P113〜119)
ではこの言葉は気にしなくてもいい罵倒ワードである、と猫山課長は書いています。

これを会社を社会と読み替えて読むと僕にはどうもスルーするわけにいかないのです。
僕がしている仕事は他の誰かの代わり。
僕はひとり社長であるにも関わらず、未だにしていることはひとりの作業員と何も代わりないという現実を知りそれをずっと突きつけられたままです。(作業員そのものが悪いということではないです)

年をとったり体を痛めたりして、僕の働きっぷりや動きが悪くなった時、僕の居場所が世の中からなくなってしまう。
じわじわと迫る黒い影に取り込まれ、僕は僕でなくなり、他人に使い捨てられたガラクタとしての人生を送ることになる。
そんな気がしました。

そしてマンネリの日々に彩りを取り戻せのこちらの部分。

10年ほど同じような業務を行い、同じようなノルマを消化していると、心が全然動かなくなります。一方で効率は上がっています。若い頃とは比べ物にならないくらい効率的にノルマをこなせるようになっている。生産性は上がっていて言うことなしです。しかし、心は常に冷めている。

猫山課長著:銀行マンの凄すぎる掟(P144より)

淡々と仕事をこなしていく。自ら挑戦することなく、少し背伸びしたかな、という仕事がくることを口を開けて待っている。
家族との時間も取らず、休みも取らず疲れがたまりイライラする。
そして子供達との心の距離を感じ続けていた頃がありました。

思い出して寂しさが蘇り泣きそうになった。

当然、勉強なんてしてないし読書もしない。何も読まない。
そもそもあまり話さなくなってしまいました。
つまらない顔で生きていたと思います。
取引先の方に気付かされるまでそれを続けてしまいました。(恩人であります。)

この頃にこの言葉に出会えていればまた違ったのかな。
けど、何も読まないから出会うチャンスがないですよね。

生きていると落ち込むこともあるし、停滞することもあります。
何かに壊されてしまったら自分の人生を生きられない期間が出来てしまいます。

そういう時に学問や哲学を自分の中に持っていれば自分で立ち直れるような気がしています。
開き直れたり、自信だけは失わないでいられる。
走って止まって歩いて止まって一回離脱してしまってもまた歩き出せるんですよね。

仕事をしても幸せを感じられなくなってしまった僕にもう一度立ち上がる力を与えてくれた。
本当に救われました。


”自分の捉え方で世界はいくらでも変わる”

猫山さんは本当にそれを示してくれました。
ありがとうございました。



最後になりましたが、
猫山課長!
初出版おめでとうございます!
しかも重版間近!!!
次回作もこれからのnoteも楽しみにしてます^^


最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも【面白かったよ!】って思われましたら、下にある❤マークをぽちっとしていただけるととっても嬉しいです^^よろしくお願いいたします!


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