フェミニズムの行く先

こんにちは。やしまです。

今日は少し荒れやすそうな話題に触れます。と、その前に、見出し画像のイラスト良くないですか??漫画タッチなんだけど緩すぎない。かっこいい女性だったんで即採用でした笑

さて、画像はさておき、フェミニズムのお話ですね。

私自身は特段フェミニストというわけでもありません。だからと言って女性の地位が低くてもいいとも思っていません。

こんなポジションで生きてきたわけですが、つい先日AbemaTVのフェミニズムの回で小島慶子さんが紹介していたエマワトソンの言葉に違和感を覚えました。(7分あたりです)

”性差別がないほうがいいと思っていればみんなフェミニストである”ってことですね。

で、田端さんが「それってヒューマニストでは?」って突っ込むんですよね。この発言はなんとなく流れるんですけど笑

はじめ私がこの動画を見たときは、表現している言葉が良くないのではないか?と思いました。性差別がないって謳っているのに女性を冠する言葉を使うのはなぜなのか?と。

それでフェミニズムについて少しずつ調べるようになります。今でも専門家ほど詳しくはないですが笑

そのあと、YoutubeでガリベンガーVを見ていた時に、「平安時代、家の資産主に土地を継ぐのは女性であった」という話を聞いて、さらに不思議な感覚になります。日本という国は今我々が思っているほど性差に疎いのか?そういった文化だからという話なのか?と。

明治初期(?)には、その当時世界で数例目となる参政権を認めさせた女性がいた国がそこまでひどい有様なのか?と。

終戦後は西洋文化至上主義みたいなところがあるので、致し方ないところもあるような気がしますが、最近はいろんな面で東洋・西洋もしくは日本とアメリカの違いについても疑問が多いですね。

そこで、まずは日本の歴史における女性の立ち位置について私の知る限りで書き出した後に、フェミニズムの歴史をサラッと流して現代にいたろうと思います。

1)平安以前の日本

恐らくここまで読んで、なんとなく思い出された方も多いと思いますが、昔の日本に女性天皇っていましたよね?

推古天皇です。

今でこそ象徴である天皇ですが、当時は最高権力であること間違いありません。それが女性だったのだからなかなかのお話です。歴代でも8人いますからね。

さて、これがなぜ日本で起こったか?

私が今までに知った中で一番納得がいったのは、中国の女性皇帝-武則天がいてそれがロールモデルになったのではないか?という論説です。

当時の日本は中国から多くの文化が流入していましたし、都の作り方に至ってはパクッテますよね笑

なので恐らく当時の日本人はこう思うわけです。「女性でも天皇できんじゃん」と。政略的な視点もあるでしょうが。

この流れを見るに、そもそも男性と女性の考え方が東洋と西洋でかなーーりの違いがあるのではないか?と思うわけです。

この後の日本でも、先に書いた通り、土地とか家を継ぐのは女性だったわけです。だから、平安時代の書物や歌には男性が女性のところに通い詰める様が書いてあるわけらしいのです。

すると、中国の武則天はまだしも、日本の女性天皇に関しては政略上の意図だけで天皇になれたのか?と疑ってしまいます。

2)フェミニズムの流れ

そんな疑問を抱きながら、西洋発のフェミニズムにも触れていきます。

第一波フェミニズムと呼ばれる活動は19~20世紀にかけて大きくなり、主に女性の参政権を求める動きでした。

これに関しては、現代のわれわれからすると当たり前のように感じますが、先人たちの努力によって獲得されたものであるということですね。

そして第二波がやってきます。この運動が求めていたのは社会習慣・意識の変革です。1970年代以降に起こったこの運動はある意味実を結んでいる面もあるように感じます。

20年前は車の運転手(バス・トラック)は男性がほとんどでしたが、今はたまに女性の方がいらっしゃいますよね。

一応、第三波もあるようなのですが、イマイチ実態が把握できなかったのでここでは割愛します。

3)現代日本

そして現代。日本。

ちょっと聞いたことがあるのは、日本は高校まで性差が少ないという点です。まあ確かに女性だから入れない高校もほとんどないですし、男性だから学べない学問もないですよね。良くも悪くも学習指導要領のおかげといったところでしょうか。

しかし、社会に出ると途端に男尊女卑の世界だといわれるわけです。不思議ですね。

今の企業で経営をしている大部分が50歳以上だろうと思うので、そういった点で昔の考えが抜けていない可能性はありますよね。

で、今の日本で、もしくは世界でフェミニストと呼ばれる人が主張しているのが賃金格差の是正・夫婦選択的別姓・出産の自己決定です。

まず、賃金格差。

これは調べないとわからないですね… ただ、管理職に女性が少ないというのはどうやら事実のようですね。役職がない社員よりも管理職のほうが給与が高いのが一般的であることを考えれば、間違いはないのでしょうが… 断言できません笑

ただ、これからの時代において、男性だから成功できるとか、女性は管理職に向いてないとか言ってられないとは思います。まずは成果が出せる人が正義でしょうと。成果を出したうえで、その他の要素で管理職とか選べばよいのでは?ないかと思います。その結果として女性が多くなったり男性が多くなることは受け入れないといけないですね。

2つ目は夫婦選択的別姓

私も夫婦選択的別姓はいいんじゃないかと思っています。知らない方もいるかもしれませんが、名乗る名前は戸籍上の名前と合致している必要はありません。ですよね?(不安)

ただ、銀行口座とか免許証はそうはいきませんが、別に他人に見せないといけないものでもないですしね。そういった意味で、銀行の名義変えたり、仕事上の都合で面倒があったりするので、戸籍上は別でもいいんじゃないかなーと結論付けています。

最後に出産の自己決定

これは社会的圧力があるよってことなんですかね。もしくは社会通念上そうなっているのを認識して辛いということなのでしょうか… 確かに途上国で臨まない妊娠が起こることは承知しているので、それについて自己決定できるようにすることは必要でしょう。物理的な話ですからね。

ただ、精神的な面、つまり社会がそう思っているから私もそうしなきゃいけないんだ、だからつらい。というのは私には理解できていません。

確かに出産自体は女性にしかできないので、これを完全に納得する日は来ないでしょうが、部分的にでも論理的に理解することはできるでしょう。

でもこれって、成人になったら各個人が自分の考えで判断するものじゃないんですか?いやまあ、結果的に産んだ/産まなかったというのを自己正当化するでもいいと思うんですよね。

ただ、不特定多数の塊である社会に求めることなんでしょうか?個の時代が来るといってはばからない現代で、全体に求められることなんですかね?ちょっと疑問です。

とはいえ、義務教育などの社会が提供するものに対しての働きかけは重要だと私も思います。

ジェンダーギャップ指数

ここまで、日本を中心に考えてきたわけですが、最後にこれだけは扱いたいなと思って書き下します。

2018年の世界経済フォーラムで公表された、各国の男女格差を測る指数で、0だと完全不平等、1だと完全平等を意味しているとのこと。

2018年の日本のスコアは0.662で、149か国中110位とのことです。これは世界の大学ランキングもそうなんですが、計算方法によって結果がガラッと変わるんですよね… ここは計算式とか基準とか見てみたいなあ。

少し細かく見ていくと、日本のスコアは経済分野で0.595、教育分野で0.994、健康分野で0.979、政治分野が0.081です。

政治がまあ低いですね。平均から見ると経済と政治が下回っているので、改善の余地ありですね… 

ちなみに、これ以外にもジェンダー不平等指数というのがあって、これだと日本は0.103で160か国中22位なんですよね。

私の主張は日本には性差による不平等がない!というものじゃないので笑、結果は結果なんですが、日本は政治面が弱いのかもしれませんね。

一時期、れいわ新選組から脳性麻痺の方が出馬して当選したので話題になりましたよね。私は当選自体はいいことかなと思います。彼らの代弁ができる人も多くはないでしょうから…

ただ、今後の話として、理想的には国会議員の割合は日本に存在する人間の割合と同じにあったほうがいいよなと思うわけです。

例えば、男女が半々なら国会議員もおおよそ半々に。ただ、得意不得意があるのでそれで調整する感じでしょうか。ここは民主主義との兼ね合いもあるので、これが完全な解だとは思わないですが笑

なんとなく提言

ジェンダーギャップ指数からもわかる通り、教育分野だと0.994と上位の国とそん色ないんですよね。なのにその教育を受けた人間が出ていった社会はうまくいかないという見事な矛盾!笑

恐らく、教育分野って内容じゃないんだろうなと思うんですよね。ちゃんと調べないといけないですが。なので、教育内容にジェンダーギャップについてを入れるとよりいいかもしれませんね。女性の生理の話とか男子には絶対しないですからね!!(話もしなけりゃわかるはずもない、と思いますが)

くわえて、厳密にはリカレント教育ではないかもしれませんが、社会に出てからの学び直しも重要になると考えています。ここ数十年で考え方が大きく変容しています。これからはもっともっと短い時間で変化していきます。そう考えたときに、大学に行くほどではないにしても、それなりの感覚で学びなおさないとついていけないですよね…

で、この学び直しなんですけど、都市よりも地方で重点的に展開したほうがいいと考えています。以前、経営者の集まりで地方の女性経営者とお話しましたが、「東京はまだ考えが新しいからマシ、地方はまだまだ男尊女卑に近い状態」と聞きました。確かに、都市のほうが情報の浸透は早いですよね。

ただ、別に地方が東京になる必要はないので(というか日本全国にミニ東京多くないですか?)、基礎知識として取り入れたのちに各地で独自に発展するといいですね。

この観点では、地方大学の役割が大きくなるかもしれません。なので、交付金を増やす必要がありますね!!


今日はこの辺りでしょうか。

本当は女性から男性への偏見?みたいなものも取り扱えればいいんですが、ちょっと特殊なのでやめておきましょう笑


皆さんはどう思いますか?

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