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これからサザンオールスターズを聴く若者達へ①〜絶対に外せない有名曲10選前半〜

今年に入ってから邦楽洋楽問わず、例年以上に自分にとって新規のアーティストを開拓してきた。

しかしここ数日、気がつくとサザンオールスターズばかり聴いてしまっている自分がいた。

いつでも戻ってきてしまうバンドなのである。

サザンは昭和、平成、令和と40年以上に渡り、ヒットを飛ばし続けている言わずと知れた怪物バンド。

最近になって所属するバンドサークルのメンバーからサザンいいよねと少しずつ言ってもらえてるのは、サザンを話せる友人が5人くらいしかいない僕にとって大変喜ばしいことだ。

デビューから40年経ってもロッキンや紅白の大トリを飾ることのできるサザンオールスターズの魅力を少しでも多くの若い年代に届けたい、そんな強い思いを持っている。

このような動機から全4回に渡り、サザンの楽曲を10曲ずつ紹介していく企画を始めようと決めた。

記念すべき第1回は超入門編の"絶対に外せない有名曲10選"としよう。(ちなみに今後はネクストステップ→隠れた名曲→マニアックと続けるつもりで既に本当にオススメしたい10曲ずつを選出済みである)

また10曲ずつ紹介していると記事が長くなり読む気が削がれるのに加えて膨大な時間がかかるので、各回を前半と後半に分けて5曲ずつの紹介という形にしよう。

では早速。

1.勝手にシンドバッド【1978】

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衝撃のデビュー作。40年後の紅白のトリで歌ってしまうほどサザンの原点にして頂点。冒頭のキャッチーなラララのフレーズ、ラテン調の疾走感のあるサウンド、桑田さんのボーカルを引き立たせる巧みなコーラスワークなど当時としては革新的で魅力的である部分が多い。しかし何と言っても当時テレビ番組にはじめてテロップを入れさせたそのクレイジーな歌詞が最大の特徴だ。1つの音符に対して1つの言葉が対応する形だったかつての邦楽を覆す、"シャイなハートにルージュの色がただ浮かぶ"という破天荒なフレーズ。桑田佳祐が"ただの天才"ではないことを既に示唆している。


2.いとしのエリー【1979】

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サザンが本格的な実力派だということを世間に知らしめた初期の名バラード。幻想的な英語詞のイントロに続く、桑田佳祐の"泣かしたこともある"でもう持ってかれてしまう。間奏の大森隆志によるギターソロから原由子へのピアノソロへの流れは切ない恋心を漂わせる効果が絶大である。"笑ってもっとbaby 無邪気にon my mind 映ってもっとbaby 素敵にin your sight"と日本語と英語で上手に韻を踏んでいるサビの歌詞もその後の邦楽の発展に間違えなく貢献している。


3.ミス・ブランニュー・デイ(MISS-BRAND-NEW-DAY)【1984】

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当時最先端のシンセサイザーが映える、当時としては"Brand-New"なライブ定番曲。初めて参加した2015年のライブの2曲目に演奏され、そのレーザーを駆使した演出は今でも鮮明に僕の記憶に刻まれている。流行りのものにしか目がない当時の大学生を皮肉った歌詞を、これから流行ろうとしていたデジタルサウンドをのせるパラドックスは本当に素晴らしいの一言に尽きる。"サザンでカッコいい曲教えて"と聞かれたら、真っ先に"ミス・ブランニュー・デイ"と答えるほど個人的にも大好きな曲だ。


4.みんなのうた【1988】

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サザン10周年記念日に発表されたライブ定番ソング。人生における孤独や重荷を吹き飛ばしてくれるエネルギーを持った、シンプルなポップナンバー。サビで左右に手を振ってファンの人達と1つになる時間は至福である。近年はイントロに短い曲が付け加えられたり、桑田さんがホースで水を撒き散らしたりライブごとに進化していく楽曲でもある。サビの"遠い夏の"のあとに入る原由子のキーボードのフレーズが曲のいいアクセントになってると思う。


5.真夏の果実【1990】

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絢香、ATSUSHIをはじめ数多くのアーティストにカバーされてきた王道ラブバラード。サウンドプロデューサー小林武史が関わったことで、キーボードによるメロウなアレンジがより秀逸である。ライブでは涙なしには聴くことができない。もともとしゃがれ声で有名だった桑田佳祐のボーカルがとてつもなく洗練されていて、大人の色気に溢れている。2番のAメロ"マイナス100度の太陽みたいに体をしめらす恋をして"というフレーズがこの曲のある意味"冷静沈着"な部分を際立たせているような気がしてならない。


第1回前半は以上である。

また本日ののプレイリストも掲載しておこう。(後半も含んではいるが)

今後もサザンの魅力を伝えるべく、頑張って書いていきたいと思うので是非楽しみにしていてほしい。

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