📕 Railsガイドが Rails 7.1 に対応
2023年10月にリリースされた Rails 7.1 に合わせて、Railsガイドも Rails 7.1 に対応しました! 🆕✨
Rails 7.1 の主要な機能などは Rails 7.1 リリースノートからご確認いただけます ✅✨
また、Railsガイド内において大きな更新のあったコンテンツおよび新ガイドは以下の通りです。詳細は GitHub の yasslab/railsguides.jp#1512 からご確認いただけます!
🆕 Rails 7.1 リリースノート
Rails 7.1 の主要な機能、変更点などがまとめられています。
🆙 Rails アップグレードガイド
Rails 7.0 から Rails 7.1 へのアップグレードガイドが追加されました。
🆕 Active Record の複合主キー
データベースとアプリケーションの両方で複合主キー(composite primary key)をサポートするためのガイド記事が追加されました。
🆕 Rails アプリケーションのエラー通知
Rails の ErrorReporter を使って、アプリケーションで発生した例外を収集して、好みの場所に通知するガイド記事が追加されました。
🆙 他、各ガイドの更新箇所(一部抜粋)
1,600ページ以上あるRailsガイド(A4 PDF 換算)において、Rails 7.1 へのアップグレードに伴って更新されたのは約9,300行、変更のあったファイル(各ガイド記事など)は65ヶ所に及びます。
すべてを挙げるとキリがないですが、他のガイド記事も以下の部分等が更新されています。更新の概要を掴みたい場面などでお役に立てば嬉しいです。
Action Cable: Connections / Channels のコールバック等の説明を追加
Action Controller: 複合主キーと、Health Check (/up) 等の説明を追加
Action Mailer: smtp_settings や deliveries 系メソッド等の説明を追加
Action Text: 添付ファイルが見つからない場合の説明を追加
Action View: locals オプション、local_assigns 等の説明を追加
Active Job: perform メソッドのオプションとデバッグ等の説明を追加
Active Record Callbacks: トランザクションコールバック等の説明を追加
Active Record 暗号化: ストレージとカラム、アルゴリズム等の説明を追加
Active Record の関連付け: 複合主キー、Delegated Types 等の説明を追加
Active Record Migrations: 複合主キーのマイグレーション等の説明を追加
Active Record PostgreSQL: index、deferrable、unique 等の説明を追加
Active Record クエリ: regroup、strict_loading、pick 等の説明を追加
Active Record Validations: exclusion、numericality、validates_* 説明追加
Active Storage: 添付ファイルの置換、バリデーション等の説明を追加
Active Support Instrumentation: config.server_timing 等の説明を追加
Action View フォームヘルパー: 複合主キーを使うフォームの説明を追加
コマンドラインツール: `--database=postgresql` 等の説明の分離・追加
レイアウトとレンダリング: パーシャルのディレクトリ名を shared → application に変更、カウンタ変数の説明を追加
Getting Started: Codespaces の環境構築を訳注で追加 (日本語版のみ)
Rails API: 新しく作成したAPIで新しいリソースを生成する説明を追加
Rails API ドキュメント: SQL、IRB、Bash 等の書き方の説明を追加
Rails デバッグ: エンキューログ、クエリコメント等の説明を追加
Rails に貢献: VS Code / Dev Container、破壊的変更に関する説明等を追加
Rails コア開発: macOS、Debian、mysql2、OpenSSL 等の説明を追加
Rails と Rack: 「ミドルウェアを移動する」のセクションを追加
Rails 国際化 (I18n): エラーメッセージ、例外処理に関する説明等を追加
設定項目 (コンフィグ): Rails 7.1 のデフォルト値、各項目の説明を大幅追加
自動読込と再読込: STI、カスタム名前空間、autoload_lib 等の説明を追加
メンテナンスポリシー: セキュリティーリリース、npm 等の説明を追加
セキュリティガイド: DNS rebinding と Host ヘッダー攻撃、セキュリティ用のヘッダー設定、nonce ジェネレーター、 CSP / Feature-Policy ヘッダー、XSS / CSRF 攻撃等の説明を補強・追加
テスティングガイド: CI でテスト実行、DockerのヘッドレスChrome、View のパーシャルのテスト、キューに登録されたメールのテスト、例外発生のテスト等の説明を追加
Rails と JavaScript: importmap-rails、JavaScriptのバンドラー、ランタイムのインストール(Bun など)、X-CSRF-Token に関する説明等を追加
📕 Railsガイド、協賛募集中!
過去バージョンの URL を誰とでもシェアできる「過去バージョンへの切り替え機能」が、2023年6月より無料でご利用いただけるようになりました。Rails 7.0 と Rails 7.1 でどう変わったのか確認・検証したい場面などで役立ちます 📕
過去バージョン閲覧はこれまで有償の電子書籍版またはProプランでのみ提供しておりましたが、多くの協賛企業の支援により、誰でも無料で閲覧できるようになりました 🙏 💖
Railsガイドでは引き続き『協賛プラン』を通して、Ruby/Railsエンジニアを支援したい協賛企業を募り、Railsガイド内でもご紹介していきます。「ちょっと気になっている」という段階からの相談も歓迎ですので、気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです 😌✨
📕 電子書籍版も公開!
またWeb版に続き Rails 7.1 対応の電子書籍 (PDF/EPUB 版) もリリースしました 🎉
電子書籍版では、オフラインでの閲覧や検索機能がお使いいただけます。無料のサンプル版もあるので、まずはサンプル版で内容をご確認ください 👀✨
また、上記の電子書籍版以外にも、Webブラウザ上の全文検索などに対応したProプランも提供しています。より快適にRailsガイドを利用したい場面でご検討していただけると嬉しいです!🙏 💖
🛠 今後も継続的に改善していきます
主要なガイドの追加/更新は完了しましたが、Railsガイドでは随時更新を続けている状態です。今後も継続的に改善していくので、何かあれば GitHub の yasslab/railsguides.jp まで気軽に Pull Request を送ってください! 😆✨