すごいことをアッサリ起こす。
私たちのほとんどは未来を意識的にコントロールしようとします。
こうありたいという自己欲求のために、あるいは、こうならないようにしようという自己防衛のために、それが個人的なことであっても、組織的なことであっても、意識してなんとかしようとする。それが身にしみついているものだと思います。
しかし、誰でもそうだと思うのですが、自分の人生を振り返ってみた時に、人生を変えるような運命的な出来事はそんな自分の想定したシナリオとはまったく違う形で起きていると思うのです。
だから人はその出来事を語る時に「たまたま」とか「奇跡的に」とかという言葉を使って出来事を表現するのではないでしょうか。
未来をいくら、こうしたい、ああしたい、こういう展開で、こういうカタチで、と思ったとしても、人生というものはそんなものをあっけなく崩して、全然違うシナリオの神展開が起きてしまうものなのです。
もしかしたら最初は「もう終わった」「最悪だ…」みたいな出来事だったとしても、時間が経ってみるとそれがすべてはここに繋がっていたのか!と、振り帰った時に自分でもびっくりしてしまうような展開になることもあると思います。
未来をいくら考えたってその通りに展開することなんてまずないのです。
だからと言って未来を考えるなということではなく、こうなったらいいな、(こうならなきゃいいな、ではなく)というポジティブなイメージを持つことはとても大切だと思います。
しかしそこに行きつくまでの細かいストーリーを考えたり、この結果じゃないと!と結果を限定するようなことはしないほうがいいと思うのです。
それは見えない存在の仕事であって私たち人間の仕事ではないからです。
言ってみれば、おおよその目的地をセットしておいて、あとは自動運転させておく。その間に私たちがやることと言えば、できるだけポジティブな気持ちで笑顔増量で心のままに生きることだと感じます。
それがきっと「執着を手放す」ということなのではないでしょうか。
人の気持ち(気分)は上がったり下がったりするものです。
スピリチュアルの世界を探究するようになると、ずっとポジティブでいなくちゃいけないと思いがちですが、そんなの無理だし何より自分自身に嘘をつくことにもなります。
ネガティブな気持ちにもなるし、この人嫌いだなと思うこともあるし、場の空気に馴染めないこともあるし、自己嫌悪に陥る時だってあるし、コントロールのできない気候や気圧の変化に体や心にダメージを受けてしまう敏感な体質の人だっているでしょう。
人間だもの、それが自然な気持ち(気分)の揺らぎだということです。
ただその気分がロー(低い)の状態をずっと継続するのはあまりおすすめしません。なるべく短い時間で気分を切り替えることが大切です。
人は割と単純なので、美味しいものを食べたり、部屋を掃除してきれいに片づけたり、女性であればきれいな服を新調したり、爪をきれいにしたり、気の置けない友達とおしゃべりしたり、etc……そうしてすっきりするだけで気分が上がったりするものです。
時代は風です。軽いんです。重くてカタいものは断捨離しちゃいましょう。
そしてあまり先を考えすぎず、今を心のままに楽しむことです。
枠を飛び出す、箱から出ること。「いつも」という場所や人々から離れることを怖れずに、自分の価値観や当たり前の外に出てしまうことも恐れずに、快適ゾーンの外にある世界を楽しむ。そんないつもより5%割増なちょっとの好奇心と行動力を持ち、さまざまな世界を感じてみることです。
すごいことはアッサリ起きる。そんな言葉が(本も)あります。
すごいことをアッサリ起こす周波数帯に自分自身の環境をしておくこと。
それがきっと自分らしく人生を快適に生きている人たちの共通点なのではないかなと思います。
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