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マウイ島、謎の友人、スタバ、宇宙評議会、ウルフカード……運命を振り返る。

2012年のこと。マウイ島でのリトリートを終えた後、私はマウイ島に当時住んでいた友人と会うことになった。突然、電話がかかってきて「Yassさん、もし時間があったら会って話でもしませんか?」という短い電話だった。彼は普段はハレアカラ山の中腹に住んでいるので、海辺の町キヘイまで出てくることはあまりない。そんな事情もあり、わたしは快諾し約束の場所、キヘイのとあるショッピングモールにあるスターバックスへと向かった。

彼はとてもスピリチュアルな人物だ。宇宙系とでも言おうか、全銀河宇宙評議会のメンバーだと言っていた。それが何を意味するのか当時の私にはまったくわからなかったが、宇宙のとある存在から定期的にメッセージを受け取り、彼はそれを一般人にも抵抗の少ないかたちでブログに綴っていた。彼がなぜ私と話がしたいと言ったのかはわからなかった。というのも、特別彼と親しくしていたわけでもなく、実際に出会ったのは2回ほどで、友達というよりも知り合いという感じだったからだ。スターバックスに入ると彼はすでに席に座ってコーヒーを飲んでいた。私もコーヒーを注文し、彼のもとへと向かった。
「久しぶりですね、元気でした?」「最近どうですか?」などというたわいもない世間話が続いた。そのあとに彼は宇宙評議会での出来事などを話してくれた。不思議な話というよりも、なんか彼が私に子どものように嬉々として話している表情がとても印象に残った。その時はなぜ私にその話をするのか、またなんの用事で呼び出されたのか、わからなかった。おもむろに、彼は持っていたバッグからトランプのような、タロットのようなカードを取り出した。
「Yassさん、ちょっとやってみませんか?」とそのカードをやってみるように促された。それが『ウルフカード』というセドナ在住のスピリチュアルリーダーがチャネリングして作ったカードだ。私はそのカードを見るのは初めてだった。オオカミの足跡がデザインされ、カードにはキーワードとメッセージ、そのメッセージに付随した絵柄が描かれている。

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確かに私はこの手のカードリーディングや占いが好きだ。スピリチュアルなことにも興味がある。でもそのことを彼は知らない。なぜ彼は私に宇宙評議会の話をしたり、カードを試してみないかと促したりするのだろう? と思ったので、私は彼に尋ねてみた。
「なんで私にいろいろ秘密めいた話をしてくれたり、カードリーディングを勧めたりしてくれるんですか?」と。
「実はある存在から伝えられたんだよ。Yassさんに宇宙評議会の話をしてもいいし、彼にウルフカードを試してみるように、とね」と彼は言った。
「もうすぐマウイ島を引き払って場所を変えなくちゃいけないからね。私は今狙われているから派手な動きもできないし、ブログも閉鎖しなくちゃいけなくなると思う」と不思議なことも彼は言った。

勧められるままにウルフカードをやってみた。その時に出たカードは下の写真の通りだ。

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カードだけ出されても何のことやら、と思うだろうが、当時の私の過去、現在、未来のリーディングはこんな感じだ。

1 過去は自分の身の回りで激しく戦うような出来事が起きていた。
2 限界を迎えて場所を変えなくてはならなくなった。
3 心の中に深い罪悪感のような意識を抱えている。
4 今は自分の進むべき道を歩んでいる途中。長い旅になる。
5 自分自身の中に、また人間関係で葛藤しながら人生を歩むことになる。
6 やり切った感、達成感を感じる出来事が起き、次のステージへと移る。
7 新しい人との出会いを通じて愛を育むような出来事が起きる。

今だからわかるが、当時2012年、私は母親とのことで激しい感情があった。それは支配的な母に対する怒りの感情であり、常に心は戦闘態勢の私がいた。1のカードの通りである。2のカードはいくつも思い当たるが、きっと仕事のことだ。会社員という枠にはまった仕事が私は本質的に合わない。でもやめる勇気が持てずにずっと我慢していたが、限界を迎え、ひとりで仕事をするようになった。3はそのことに対する罪悪感、どこかで親の期待に応えられていないという想いを引きずっていた。4はまさにその当時の私の状況を示しており、リトリートをやりながらハワイを伝えるという使命に燃えていた。5の通り、振り返ってみると人間関係は上手じゃないので常に自分の課題だった。6、7もその通りで、2014年を機に新しいパートナーと出会い、そこから別の人生のステージへと切り替わっていった。

今振り返ってみれば、2012年に引いたカードの通りに状況が展開していることに気づく。彼はなぜあの時私にこのカードをやってみないかと勧めたのだろう? マウイ島を引き払った彼は今はどこにいるやら消息不明となっている。そして私は細々とだが、このカードを使ってカードリーディングし、また日本でこのカードを教え伝えている唯一の人物となっている。

人生は後から振り返ると必然な出来事の連続だ。あの時がもし違っていたら……こういうふうに考えたことは誰でも一度はあると思う。しかし起きるべくして人生のイベントは起きる。何気ない顔をして、それは必ず起きるのだ。見えないものと繋がっている。誰でも間違いなく繋がっている。誰もが自分自身の道を歩んでいる。信頼して、意図して、あとは委ねて手放す。
8年も前に引いたウルフカードの画像がたまたま出てきたことをきっかけにこの記事を綴っているが、カードの通りになっているからおもしろい。

もしウルフカードに興味を持ってやってみたい、習ってみたい、と思う人がいたら、下記を参考にしてみて欲しい。


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