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知ってそうで知らないワイキキ。

ワイキキに最初に誕生したホテルはどこ?
「ワイキキのファーストレディ」と呼ばれるモアナホテル(現モアナサーフライダー・ウエスティン・リゾート&スパ)は、ワイキキで初めてのリゾートホテルとして1901年に開業した。

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コロニアル調の白亜の建物は当時の上流階級が好んだプランテーションスタイルである。以来、100年以上にわたってワイキキのランドマーク的役割を果たしてきた歴史ある建造物だ。
ロイヤルハワイアンとともに、アメリカの史跡に登録されており、館内はその歴史を物語る博物館さながらの展示品も公開されている。

1927年創業の『太平洋のピンクパレス』
ワイキキの歴史に名を遺す名門ホテルのひとつで、青い海や空に映えるピンクの外観から『太平洋のピンクパレス』の愛称で親しまれているのがロイヤルハワイアンホテルだ。

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開業した1920年代はアメリカ本土でハワイが新しい旅行先として注目されていた時代で、リゾートホテルとして質の高いサービスを始めたのはロイヤルハワイアンが初めてだったようである。
ロイヤルハワイアンの目を見張る豪華さと優美な装飾は、アメリカ本土から豪華客船で訪れる紳士淑女に相応しいものだったようである。
現在も本館には古い調度品や天蓋付きのベッドが備えられていて、ハワイ旅行か一部の上流階級の特権だった時代の雰囲気を味わうことができる歴史あるホテルだ。

ワイキキは湿地帯だった!?
ワイキキはハワイ語で「湧き出る水」という意味だ。その名の通り、かつては水が湧き出る湿地帯だったのである。

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このワイキキをリゾート化するためにはこの湧き出る水を何とかしなくてはならない。そこでワイキキを埋め立て、水を集めて海へ流す水路が必要となり、造られたのがアラワイ運河である。

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アラワイ運河の完成により豊富な湧き水はここに流れ込むようになり、周辺の環境は大きく変わったのである。ワイキキが美しいビーチリゾートに変貌を遂げたのも、この運河のおかげとも言えるのだ。
ちなみに、アラワイとはハワイ語で「水路」という意味である。

ワイキキビーチという名のビーチは存在しない!?
ハワイと言えばワイキキビーチは有名だ。私たちがイメージするハワイの象徴のひとつとも言える場所だろう。
しかし実は「ワイキキビーチ」という名前のビーチは存在しないことを御存じだろうか?

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ワイキキビーチと言うのはあくまでワイキキエリアにある9つのビーチの総称なのである。
一番西側がヒルトンハワイアンビレッジ前の「カハナモクビーチ」。
続いて「フォートデルッシービーチ」でハワイ陸軍博物館の裏手に当たる。
そしてハレクラニホテルの前にあるのが「グレイズビーチ」。
さらにロイヤルハワイアンとモアナサーフライダーのところにあるビーチが「ロイヤルモアナビーチ」。
デューク・カハナモク像のあたりが「クヒオビーチ」。
その隣が「カピオラニビーチ」。
続いて海に突き出ている防波堤の西側が「クィーンズビーチ」。
さらにニューオータニカイマナビーチホテルの付近が「カイマナビーチ」。別名「サンスーシビーチ」とも呼ばれている。
そして一番東側(ダイヤモンドヘッド近く)にあるのが「アウトリガーカヌービーチ」である。

勘違いからネーミング!?
ワイキキのシンボルでもある「ダイヤモンドヘッド」。
遠くから見ると山に見えるが実はすり鉢状の火口を囲む標高232mの外輪山である。古くはその形が「マグロの額」に似ているということで「レイ(額)アヒ(マグロ)⇒レーアヒ」と呼ばれていた。

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現在はハワイ語でも「カイマナヒラ(ダイヤモンドの山)」という呼び名が一般的のようである。ダイヤモンドヘッドという名前の由来は、その昔ハワイを訪れた西洋人が、海から眺めたこの山がキラキラと光輝き(方解石という成分の影響)それをダイヤモンドだと勘違いして名付けられたものだと伝えられている。

以上、知っているようで知らないワイキキのトリビアでした。

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