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文豪缶詰プランについて

『文豪缶詰プラン』は現在でも不定期で開催しております。
「やってるよーーー!今もやってるよーーーー!!」
(終了したというツイートが散見されるので、ここで声を大にして主張!!!!!)

鳳明館は現在、営業を再開しております。(デイユースのみ)


文豪缶詰プランとは?

簡単に言うと『出版社にカンヅメにされる先生』になる体験型宿泊プランです。※昭和98年9月現在は日帰りのみ実施しております。

平成も令和もなく、昭和時代が続いている世界線に存在するブラックな出版社『鳳明出版社』が、先生たちを容赦なくカンヅメにし、原稿を催促します。

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安心してください!見張ってますよ!
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あ!逃げやがったな!?


文豪缶詰プランの軌跡(~2020年3月)

コロナ禍でスタートした――と思われがちなのですが、2019年5月に「鳳明館の雰囲気を活かした本郷らしい宿泊プランはできないか」ということで実施したのが1回目になります。

その後、「いつかやろう」と思ったまま、日々の業務やイベントに追われ、タイミングを逃しておりましたが、2020年2月頃、まだ正体不明だったコロナウィルスが蔓延しはじめ、団体客がほとんどいなくなってしまった時、「おひとり様推奨、おこもり前提の缶詰プランなら、大丈夫なのでは?ふざけていると叩かれるかな?」と、おそるおそる情報発信。

お陰様で批判的な意見はほんの一部で、やってみたい、というお声をいただき、各所に取り上げていただいたことで、本当に実施することになりました。
日帰りはなく、1泊2日か2泊3日!

お陰様で50組程のご予約をいただきました!

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編集会議

昭和の雰囲気を醸し出し、編集者チーム、気合十分。
2泊3日、ほぼ姿を見ない先生がいましてね。2日の夜に出前を頼まれていたので心底ホッとしました。そして―――

実施中に外出自粛要請、オリパラ延期発表、志村けんさんの訃報と続きまして、ここらへん、今思い出すだけでもツライですね…。
「とはいっても…」という空気から「これはヤバイ」という空気へと一気に変わったのを今でも覚えています。
一旦28日からの参加の先生方は来られる方は来ていただき、キャンセルの方で延期希望の方は、4月にしましたが、状況はどんどん悪化。最終的に、この第2弾は、3/24からの先生方は問題なく実施できて、3/28からの先生方には申し訳ない形で終了しました。


文豪缶詰プランの軌跡(~2020年10月)

ここからしばらく、文豪缶詰プランはお休み。
そして7月に復活!わーーー!
2泊3日はちょっと…となったので、まずは様子見でデイユースと1泊2日のプランで実施。

そして、タイプライターズに取り上げていただいた際に、羽田圭介先生が「坂口安吾部屋だったら泊まってみたいけど」とおっしゃったので、『坂口安吾部屋』をつくりました。さすがにこの部屋に先生を泊める勇気はなかったので、撮影部屋として開放!

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安吾部屋
毎回微妙に変わります

第3弾限定のつもりでしたが、2021年5月の回まで、部屋を変えながら、出現しつづけました。(毎回片付けては、ぶちまけています)

お陰様で完売しましたが、感染者数は増えていく一方。
文豪缶詰プラン以外の人が集まるイベントは、少人数体制であっても全て中止になりました。
GoToを前倒しで実施すると言われて慌てて準備したら東京が除外される等、相当GoToには相当振り回されました記憶!しばらく東京はGoToトラベルは無理だろうということで、GoTo適用なしで、めげず続けます。

ハロウィンスペシャルオプション発動。
『憲兵に連行される』

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徘徊する憲兵たち

文豪缶詰プランの軌跡(~2021年3月)

さあ、10月1日より東京でもGoToトラベルがはじまり、旅行会社さんを通しての予約に変更になりました!こちらもありがたく完売。

だがしかーし!GoTo停止!12/19以外はGoTo割引が適用できなくなってしまいました。

一旦全てをキャンセルさせていただき、お申込いただいた先生方にはGoTo適用なしのソーシャルディスタンスバージョンをご案内をしました。3組や4組で実施。第5弾をお申込いただきました先生方には本当に申し訳なさすぎました。

修羅場なし、接触ほとんどなしの、非密バージョンへ。
もともと接触が少ない宿泊プランでしたが、さらにソーシャルディスタンスを意識したプランへ。

坂口安吾部屋も中には入れないようになりました。
その代わり出現したのは・・・

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事件現場部屋。
「殺人事件系はちょっとね…」と言っていた女将さんが「もういいわよー!もうなんでもいいわよー!」と言ってくれたので実現しました!
状況が全く改善しない中、3/6も非密で実施。

文豪缶詰プランの軌跡(~2021年5月)

まだ少し不安な空気ではありましたが、様子を見つつ、そろそろ修羅場を復活させたいなと。先生が当事者のバージョンはまだ難しいので、「時間になると起こる修羅場を遠巻きに見る」という強制発動オプションになりました。
今だから言えますが、この時点で5月末の休業の話は出ていましたので、この2つの日程を全力でやらないと、もうあとはないぞ…と。
鳳明館の休業についてはコチラをご参照ください。
事情を話して発信すれば、どんな状況下でも参加してくださる方はいると思ったのですが、色々な事情でそういうわけにはいかなかったため、とにかく色々と伏せて発信!

5/8の回で、鳳明館での文豪缶詰プランは一旦終了となりました。
振り返ってみると、色々とありましたね!延期や中止をしつつも、250名程の先生方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。

架空出版社『鳳明出版社』はもちろん『鳳明館』からつけた名前でして、これは例え場所が変わろうとも名乗りつづけたい、と社長にお話し、快諾していただきました。

再び本郷の地でも実施できることを願いつつ、今後は、様々な場所を舞台に、そのエリア、もしくはその旅館ホテルならではの、文豪缶詰プランを実施していきたいと思っております。

宿は第二の書斎

コロナ禍、「行きたくても行けない」「応援したいけど泊まる以外にどうやってお金を落とせばいいのか…」等、もどかしい思いの中で、素敵な旅館ホテルが次々と閉館していきました。
反面、リモートワークが増えた中で、「1時間以内で帰れるのに泊まるなんて勿体ない」という感覚から「家だと集中できないから近隣の宿に行く」という第二の書斎的な考え方で宿を利用する人も増えたと思います。

個人的にはデイユースプランが増えたのが本当にありがたかったです。
東京東部に偏ってる&情報が少し古くて恐縮ですが、おススメの都内の旅館ホテル、まとめております!

【記録&今後のスケジュール】

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2021年6月以降に実施したプランの記録と、今後のスケジュールです。
※2023/10/1更新
●2021/6/26 湯島・ホテル江戸屋
●2021/7/3 サクレン神保町・お茶の水ホテル昇龍館
●2021/9/25 湯島・ホテル江戸屋
●2021/10/2 谷中・澤の屋旅館
●2021/10/16 お茶の水ホテル昇龍館
●2021/10/30 番外編 文豪とカフエー@新宿カールモール
●2021/11/20 ホテルニューカマクラ
●2021/12/4 湯島・ホテル江戸屋
●2022/1/8-10 谷中・澤の屋旅館
●2022/1/15 お茶の水ホテル昇龍館
●2022/3/5 ライト お茶の水ホテル昇龍館
●2022/4/16 上野池之端・山中旅館
●2022/6/18 お茶の水ホテル昇龍館
●2022/6/25 上野池之端・山中旅館
●2022/7/31 日帰り・鳳明館台町別館
●2022/10/29 日帰り・鳳明館森川別館
●2022/11/5 日帰り・鳳明館台町別館
●2023/3/25  日帰り・鳳明館森川別館
●2023/5/6  日帰り・鳳明館森川別館
●2023/5/27 -28 志季大瀞@鬼怒川
●2023/7/22  日帰り・鳳明館森川別館
●2023/9/30  日帰り・鳳明館本館

お申込は鳳明出版社HPよりお願いします。


今後とも、何卒宜しくお願いいたします!

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