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うなぎがある日の夕ごはん︰大根ナムル

来た来た来た!すっかり忘れていたふるさと納税のうなぎが届きました!冷凍です。ですが、見よこの立派な佇まい。美味しいに決まってる!わーいつ食べよう?そう話したのが先週末。

うなぎにしよう、今日だ。と、お昼ごはん(インスタントラーメン)を食べながら広瀬さんと決めた。いや、わたしはインスタントラーメンなんて、年単位でお久しぶりだったし、具として入れたたっぷりのわかめ(塩蔵・なると産…若竹煮以来、ハマっています)が美味しかったし、だからではないのだが。

頭の中はうなぎ一色。滅多にないことだから、献立を考えるテンションも上がる。しかしうなぎに合う副菜ってなんだろう?うなぎ様を堪能できる、さっぱりした副菜がよさそう。肝吸いは無理だけれど、ちゃんとだしとってお吸い物をつくろう。そしてきゅうりの酢の物、あとは大根ナムルにしようと思う。お吸い物や酢の物、静かで穏やかなメニューを考えると、気持ちも落ち着いてきた。

昆布を水に入れるところからだしをとりつつ、きゅうりを切る。なんとなくうなぎに合わせてホタテ缶を開けてしまった。やっぱり心のどこかが浮足立っているのかもしれない。仕方ない、うなぎだもの…きゅうりは、またも切ったそばから娘さんにつまみ食いされるのだが、今日はそれもいいかと思える。だってこの後うなぎだもの…(娘さんは食べたことがないので今夜は違うメイン)

三つ葉が3束で100円だった。きっと明日には見切りになる三つ葉。これを美味しいうちにお吸い物以外にも使いたい。以前、親友の家でナムルにして喜ばれたのを思い出し、大根ナムルに入れることにした。

この大根ナムルのレシピは、大根だけでなく青菜を組み合わせるので色合いがよく、ナムルといっても酢が効いているので爽やかだ。大根を切りながら、お湯を沸かす。春の大根は、切っていると水分が出てきて文字通りみずみずしい。重ねて切る手応えもひんやりとしたみずみずしさも、手にご馳走。うっとり大量の大根を線切りにしていると、お湯が沸くので三つ葉を茹でる。お吸い物用に取り分けたら、あとはザクザクと切って絞ってボウルへ。続いて大根も茹でる。初めてつくったときは茹でるの?!と驚いたが、茹でることで味がよく染みて、なるほどナムルにぴったりだと合点がいく出来上がりになる。冷めないうちに味を入れたい。ギリギリ我慢できる熱さになったら絞る。そうそう、このナムルのときは手が真っ赤になるんだよね熱さで。あとは砂糖・塩・ごまを絡めてから、酢やごま油を入れてできあがり。唐辛子はテーブルでかけることにしよう。

同じように酢を使ったメニューになるので、きゅうりの方はレモン汁の酸味と少しの砂糖、うす口しょうゆ、ホタテ缶のだしで和風の酢の物に仕上げる。お吸い物はシンプルに豆腐と三つ葉。だしを丁寧にとったので、娘さんにもゴクゴク飲んでもらえた。そして、うなぎです!こんな大きいのを一本ずつ食べるの?とおののいたが、そんな心配いらなかった…夢中で食べた。うなぎの幸福度は、独特だとおもう。肉とか炊きたてのごはんとかとも違う。特別なものを食べているという精神的な満足感に、甘辛たれとうなぎの脂との融合。そしてごはん。いつもは夕ごはんに米を食べないことにしているのだけど食べてしまった。悔いはない。美味しい…満たされた。ありがとう、うなぎ。まだ冷凍庫に2つ、残っている。次はいつかなぁ。

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