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【プレゼン】 映画 『今日もどこかで馬は生まれる』で感じた関係者の熱い思いを語る

昨日はTCC CAFEで行われたイベント
映画「今日もどこかで馬は生まれる」上映会&座談会
へ行ってきました。

皆さんはこの映画をご存知でしょうか。
是非1度観て欲しいので、今回は本映画についてプレゼンしたいと思います。


Interestingが相応しい映画

筆者はAmazonで観れることを知らず、今回イベントへ参加したのですが、参加理由を聞くと「1人で観る勇気がなかったので来ました」と仰っている方が多かったです。

確かに下記のような説明を見ると重たいですよね。

JRAが主催する中央競馬の2018年度の売上は2兆7000億円。大きな盛り上がりを見せる一方、競馬で走ることができなくなった馬たちの『その後』については、これまであまり語られることはありませんでした。多くの馬たちが、天寿を全うする前にその生涯を終えている―――。

Amazonの映画説明より

でも実際に観た感想としては、とても面白い。
ここでの面白いはもちろんFannyではなく、Interestingです。

競馬ファン、記者、生産者、調教師、騎手、養老牧場の関係者など
競馬に携わる様々な方が、自分たちの仕事や現状について語っているので、競馬ビギナーの方は競馬界の構造を知ることができますし、乗馬などをきっかけに馬が好きになった方にとっては、馬との接し方について考えさせられる映画となっております。

“関係者“を知る重要性

競馬をやっていると成績を見て
「この調教師がああだ」「この騎手はこうだ」
など言いますが、やっぱりその人の考えや意見などを直接会ったり、動画で見たりして理解すべきだと考えております。

そういった意味では、今回映画に出演しているコスモビューファーム代表 岡田義広さんの考えには共感する部分が多く、筆者もウインレーシングに入会したいという気持ちになりました。

カタログの件でもわかる通り、本当に変わった方です(笑)

あと「ウマ娘や競馬ブームで競走馬に関わる仕事をしたい」
という方も是非映画を観てください。

“生き物を扱う“という仕事の現実が見えてくるかと思います。
筆者も妻が妊娠中なので、出産の重みを実感しましたし、大狩部牧場の動画でも感じる生産牧場の難しさという面も改めて実感した次第です。

「割り切る」が示す現状

他にも様々な関係者が出てくるのですが、皆さん口を揃えてある言葉を仰っております。それが「割り切る」です。

競馬ファンも然り、皆さん1頭1頭の競走馬について知っていけば、愛着が生まれるもの。その馬が知らぬ間にこの世を去っていたら、そのことを死後に知ったらどんな気持ちになるでしょうか。

生み出した責任、命を守ってあげられなかった責任。
生き物であるが故に、その責任はとても重く、全てを背負い込んでしまったら、気持ちが病んでしまいますよね。

だから当事者だと理解していても「割り切る」必要があるのだと理解しました。

それでも自分が接する馬には少しでも幸せでいて欲しいという気持ちから、利益追求にはこだわってはいけないという姿勢は、本当に頭が下がる思いになりました。

じっくりとMovementを作っていく

ウマ娘などのブームで盛り上がる競馬産業。
産業としては儲かっているはず。では誰が儲けているのか。

「JRAが大儲けしているのだから、引退馬の支援をした方が良い」
と思う方も多いかと思いますし、事実そうだとは思います。

しかし昨日のイベント参加者の感想として出た内容には…

JRAは実際に引退馬の支援を始めていますし、競馬ファンの裾野を広げるという重要な役割を果たしてくれております。

次は実際に馬へ触れることではないか。
乗馬への(お金や交通手段などによる)ハードルを下げることができれば、もっと馬のことを知ってもらい、身近な存在になるのではないか。

そして競馬ファンも当事者であるということ。
競走馬を賭け事として消費しているのだから、(仮にお金はJRAだったとしても)当事者として産業全体と向き合っていく必要があるのではないか。

などがあり、競馬に関わる全員が当事者として自分たちができることをやっていくべきだと考えております。

その一方でもう1つ出た意見が「焦らないこと」
これも結構、重要だと思います。

お互いを責めたり、義務感で物事を進めるとどこかで無理が出てしまい、結果的にこれまで通りだったり、環境が悪化してしまっては元も子もないです。

こんなに競馬が注目される世の中なのだからこそ、このムーブメントは崩さずに少しずつ競走馬のキャリアを広げていく流れを自分自身でも作っていければと思った次第です。

そういった意味では筆者もたった今、乗馬に通っている身なので、乗馬の良さについては今後も発信していくつもりです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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