20/12/03 【感想】特別料理
スタンリイ・エリンの短編集『特別料理』を読みました。
クリスチアナ・ブランドの『招かれざる客たちのビュッフェ』とかが好きな人には絶対刺さるやつです。
表題作は《奇妙な味》として分類される作品ですが、作者自体はそのカテゴリで括ってしまえるものではないという森昌磨氏の解説には僕も大いに同意です。
総じて「《奇妙な味》も書けるけど、少なくとも現代の目で見ると一番得意なジャンルはそこではない。読むべきエリン作品は《奇妙な味》以外にある」という印象を受けました。
表題作の「特別料理