見出し画像

肥満体はくぐり抜け系スポットに近づくと動悸がする

●前置き
 約1年前まで、94kgあった。ピークでは99kgを記録していたし、気付かぬうちに100kgを超えていた時もあったはず。現在はなんとか45kg減量し、ひとまず緩めのダイエットに切り替えることに。せっかくだから、メモ代わりにnoteにダイエットにまつわる記録を残しておこうと思う。

趣味です!や大好きなんです!と宣言できるほどの知識や熱量はないけれど、神社やお寺を回ることが好きだ(過度な予防線)。

街のはずれに佇んでいるような素朴な神社仏閣も好きだけど、派手好きなきらいがある私は思いっきり観光客を呼びこむ気満々!というような神社仏閣にどうしても惹かれてしまう。

本当に御利益はあるのか……?こんなに商魂を見せてむしろ罰当たりではないのか……?と心配になるくらいおみくじやお守り、写真スポットを前面に押し出しているような神社仏閣を見ると「良いな……」と呟きたくなるのだ。

そういう神社・仏閣でたまに見かけるのが「くぐり抜け系」のスポット。いやこんな風にカテゴライズしていいものかは分からないが、たまに見かけることはないだろうか。

例えば縁切り神社で有名な「安井金毘羅宮」には、縁切り・縁結びの碑がある。白い紙がびっしりと貼られた少々おどろおどろしい碑を、前から後ろからへとくぐり抜けたあと、自分の願いごとをぺたりと貼り付ければ悪縁は切れ、良縁が結ばれる……というもの。

また、大仏で有名な東大寺にもくぐり抜け系スポットがある。大仏殿の柱に穴があり、それはなんでも大仏様の鼻の穴と同じ大きさなんだとか。この穴をくぐることができれば無病息災などの御利益があるそう。

なぜくぐり抜ければ御利益があるのかなんて、いちいち突っ込んだりするのは無粋というもの。こういうのは、友人や恋人、家族と遊びに行ってくぐり合ったりその様を写真で撮ったりするのを楽しむものなのだから。

が、このようなくぐり抜けスポットは肥満体にとっては実に鬼門である。シンプルに「詰まったらどうしよう」という恐れがあるのだ。

例えば「縁切り神社」でググるとGoogleレビューにこのような質問が寄せられている。

少しぽっちゃりめでも縁切り縁結びの穴はくぐれますでしょうか??                    
ちょっとポッチャリなら大丈夫です。かなりポッチャリならダイエットした方がいいかもしれません。           googleレビューより引用

ウ、ウオオオーーーー!!

思わず咆哮を上げたくなってしまうやり取りだ。私にはこの質問を投稿した人の気持ちが痛いほど分かる。きっと遊びに行く前に「あれ、私の体型でくぐれるのだろうか」とふと不安になってしまったのではないだろうか。下見やリサーチに行くわけにもいかないし、このようにネットの英知に頼ったのだろう……と、見知らぬ人にシンパシーを覚えてしまう始末。

このような「くぐり抜け系スポット」は、大抵「くぐれるか、くぐれないか」が絶妙な大きさであることが多い。簡単に誰でもくぐれるような大きさだと盛り上がらないだろうし、納得といえば納得だ。

故に私は、いつもそういうスポットが近づくたびに内心ドキドキしていた。
前述した「詰まったらどうしよう」という怖さもあるが、そもそも「詰まるだろうな」とうっすら周りに思われているであろうシチュエーションがすでに怖い。

普通体型や本来の意味でのぽっちゃり程度の人間ならば「詰まっちゃった……」であっても笑い話やカワイイ失敗談で終わる。

しかしガチの肥満人が詰まるのは当然の結果でしかないし、くぐる前から周囲に無用な緊張感を与えかねない。

ネガティブ肥満人だった私は、実際に詰まるか詰まらないかは置いておいて「あんなすげえ体型の人間がくぐれる訳が無い」「やめておけ……詰まるぞ……」などと周囲に思われたらどうしよう、いや思われているに違いない!!と、その時点でひやひやしていたのだ。

減量になんとか成功し、おそらく縁切り神社や東大寺のくぐり抜け系スポットはクリアできる(……はず……多分……)。だが、未だに入ってくださいと言わんばかりに空いた穴を見かけると、嫌~~な汗をかいてしまう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?