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面接対策(当日&事前準備)

こんにちは、今回は面接当日に気をつけるべきポイントを書きます。言葉遣いや、基本的なマナーに関しては無料でよくまとまってる記事が世の中にたくさんあるのでこの記事では触れません。また、当たり前のことですが面接が通るか通らないかを分けるのは言い回しやマナーではなく、話す内容ですから、面接の作法よりも話す内容の方により多くの時間をかけるべきです。本記事では就活を通じて私が行っていた面接対策をまとめました。また実際にされた質問と私の回答も公開しています。

本稿は12月末まで200円で公開予定です。(1月以降も400円くらいの安価で提供予定です!)

以下の内容について順を追って説明します。

①志望度が高くない企業の志望動機の答え方

この章では志望動機の答え方で気をつけるべきポイントを話します。就活生と話していると「志望度が高くない企業の志望動機を答えるのが大変」と言う声をよく聞きます。私も就活生の時全く同じことを考えてました!人事の方に、「なぜうちの会社じゃなきゃダメなの?」と聞かれても、「いや、御社じゃなきゃダメなわけではないですよ笑 他にも受けてる企業たくさんあるし、、、」というのが本音かと思います。かといって取り繕った建前は面接官にはすぐ伝わります。

では、そういった時にどう答えるのがいいのでしょう?

答えは「好き」と「得意」の2つの観点から話すことです。

私の例をあげましょう。私が内定先の面接で志望動機を聞かれた時は、

「御社の生産管理部門(理系職)を志望する理由は、ものづくりの現場の改善の仕事はメーカーの根幹に関わる仕事でやりがいを感じれるからです。特に御社の製品は市場で多く流通しており自分の仕事が多くの人に影響を与えられるという点で大きなやりがいを感じれると思いました。また、私は課題を見つけて、ボトルネックを見極め、改善していくことが得意なので『製造プロセスの改善』の仕事は自分が活躍できる場だと感じたからです。」

と、こんな感じのことを言いました。ここで気をつけているのは、

①仕事内容にやりがいを感じれて好きである
②特に御社の〇〇な点で他社と比べて仕事内容にやりがいを感じれる
③また、その仕事内容は私の強みを生かせる

この3点を抑えることで、自分がその会社を受ける理由と、その会社が自分を雇う理由のどちらにも触れていることになるのでGoodかと思います!

②ES深堀りがあなたの魅力を伝える最大のチャンス!

ESの深堀が面接の最重要項目です。まず素材となるESがよくないと深堀りもうまく答えられないのでESを良いものにしましょう。いいESの書き方はこちらにまとめました!

ESの深堀でよく聞かれることは以下の通りです。

・なぜあなたはこれを頑張ったんですか?
・成功の1番のポイントはなんだったと思いますか?
・大変だったことはなんですか?
・ここから学んだことはなんですか?
・もしもう一度これに取り組めるとしたらどんなことをやりますか?
・このやり方が本当にベストでしたか?
・反対意見は出なかったんですか?

この辺のよくある質問・あるいは想定される質問に対する答えは事前に用意しておきましょう。ここで答えを作るときに面接官に伝えなければいけないのは以下の3点です。会社によって求める学生像は違うので一概には言えませんが、大体どこの会社もこれらを満たす学生を欲しがります。

1.熱量
2.論理性・戦略性
3.人を巻き込む力があるか

例えば、私は同窓会の幹事をやったときの話をESに書いたのですが、それに関する質問で「大変だったことはなんですか?」と聞かれた時に

「私が最も苦労したのは告知です。学年の半数以上に参加してもらうことを目標にしており、絶対に達成したかったので、告知の戦略をかなりしっかり練りました。具体的にはお店に下見に行き、写真を撮り学年のLINEに流し、鮮明なイメージを与えることで同窓会への参加意欲を掻き立てる戦略を取りました。また、『〇〇くん/さんが参加するなら行く』という人が多いことに気づいたので、クラスの主要人物に声をかけて行くことで参加者を増やしました」

と答えました。上の回答の中で、熱量・戦略性・人を巻き込んだことを伝えている部分をそれぞれ探してみてください。熱量、戦略性、人を巻き込む力の全てがわかるような回答がベストですが、あまりこだわりすぎなくても大丈夫かと思います。ただ、全ての回答にこの3つのうちいずれかが入っていることが望ましいです。ただ面接全体のなかでこの3点を余すことなく伝えることで通過率は上がるかと思います。

いわゆる優秀な人というのは「熱量・論理性・人を動かす力を兼ね備えている人」です。それを感じさせるような回答を心がけましょう。想定される質問には必ず事前の答えを準備していきましょう。

③逆質問で聞きづらいことをサクッと聞くコツ

次に逆質問ですが、私は主に以下の質問をしていました。必要に応じて使ってください。

「今までの仕事の中で一番楽しかった仕事と一番しんどかった仕事はなんですか?」
「ワークライフバランスはどうですか?」
「残業はどれくらいですか?」
「不躾な質問で恐縮ですが、役職や年齢に応じて給料はどのように上がりますか?」
「仕事の失敗談を教えてください」
「今後どんなキャリアプランを描いていらっしゃいますか?」
「仕事の中で最も大事にしていることは何ですか?」
「御社で活躍する人の特徴は?」
「会社に対する不満はありますか?」

個人的には給料の質問や、勤務時間の質問は全くタブーではないですし、むしろそれで落とすような企業はこちらから願い下げなのでいいフィルタリングになったと思います。ただ、聞きづらいことを聞く時にへりくだって聞いてはいけません。堂々と聞きましょう。

最後に実際の質問例と回答を紹介したいと思います。

④実際にされた質問例とそれに対する答え

実際にされた質問と回答を3つほど例として下に示します。面接で考えるべきポイントは常に「熱量・論理性・人を巻き込む力」のどれをアピールしようとしているのかを意識することです。もちろん一回の回答で複数アピールしても良いです。以下の例を見て、「この回答は熱量・論理性・人を巻き込む力のうち何をアピールしてるのか」を考えてみてください。

◯価値観の違う他者と仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
「感情と論理を切り分けることです。「好き」「嫌い」の感情を仕事に持ち込まないようにしています。例えば反りが合わない人でも言っている事が正しければ受け入れます。仕事には達成しなければいけない目標があるのでそれを叶えるための合理的な選択をします。また、価値観が異なる他者と話すと、いろんな目線からのアイディアが出てきて参考になる事が多くあるので、多様な意見を受け入れる姿勢も常に忘れないようにしています。」
◯どんなエンジニアになりたいですか?
「エンジニアのキャリアには技術を極めていくキャリアと、マネジメント側のキャリアの2種類あると思っていて、私は後者のマネジメント寄りのエンジニアになりたいです。若手のうちは現場で技術への理解を深め、ある程度のレベルに達したら技術者の目線からビジネス職の人たちと話をし、企画を作っていくような仕事をしたいです。」
◯あなたの強みは何だと思いますか?
「私の強みは主に3つあります。問題発見能力、巻き込み力、そして楽しむ力です。1つ目の問題発見能力は人が見ていない独特の視点から課題を見つける力です。問題の根っこを見抜き根本的に課題解決を行うことにこだわりを持っています。2つ目の巻き込み力は、課題解決の過程で、自分一人ではできないことだとわかったらすぐに人を巻き込んで協力を得る事ができます。3つ目はチャレンジングなことや、うまくいっていないことがある時に、その困難を楽しめます。どんな時も楽しむことを忘れません。この3つが私の強みになります。ESに書いた〇〇ではこの3つの力が発揮できていたと思います。」

3つ目の回答では、「問題発見能力」は論理性と関連づけられる力のうちアピールしている人が少ない希少価値の高い強みだと思ったのでアピールしていました。また、「チャレンジを楽しめる」というのは熱量を持って苦難に打ち勝てるということを言い換えたものです。「熱量・論理性・人を巻き込む力」をアピールできるエピソードはそれぞれ自分の中で何個か準備していくと良いでしょう。

面接対策記事は以上になります。ここまで読んでいただいた皆さんありがとうございます。みなさんの就活がうまくいくことを心より願っています。他の記事も楽しみにしていてください!

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