八洲子です!
先日、私のYoutubeチャンネルでTSMCがF-35計画を妨害した?!検証シリーズ が最終回を迎えることができました。
情報を精査してまとめるのに時間がかかりましたが、なかなかいいまとめができたかなと思っています。
さて。動画ではたくさんの挿入画像があったかと思いますが、
ここではそんな挿入された画像などをしっかり確認していただけるように置いて行こうと思っています。
(※沢山あるので、時間がある時に少しずつ追加していこうと思います。)
ジェイソン・ホーが作成した自身の年表
ジェイソン・ホーの主張による年表(八洲子作)
ジェイソンさんの名前はたくさんあります。
【名前】 后 健慈
Jason Ho / Jason Hou / Hou Chien-Tzu / Hou Chien-Tzu
ジィアンスィ・ジェイソン・ホウ
※深田萌絵さんのブログ等では「マイケル・コー」 「王源慈」 という仮名で紹介されています。
ジェイソンさんのプロフィール
1961年 台湾の新竹市生まれ。3歳より台北市に移る。
1981年 国立交通大学(台湾) 電気工学科入学
1984年 同学卒業
1986年 卒業後より徴兵制(義務)により台湾軍に従事
1988年 ペンシルバニア・ステイト大学 電子工学科修士課程入学
1989年~1992年 「LSI Logic」 「Altos Computer」 「Chip & Technology」などの半導体会社にデザインエンジニアとして従事
1992年9月 Mentor Arc社設立(シリコンバレー)パートナーの徐秀瑩(Hsiu-Ying Hsu)が代表取締役
検証シリーズでわかったジェイソン・ホーの歴史
WinSetのPDFファイル
https://datasheet.datasheetarchive.com/originals/library/Datasheet-078/DSAE0071368.pdf
WinSetの値段などの情報
https://manualzz.com/doc/43394886/02.02.95-bridge-chips-help-connect-host-and-expansion
WinbondとMentor Arcが共同開発したAureateGX V2.0
WinbondとMentor Arcの共同開発の契約書等
W83C651B (Aureate) データシート (POPプロジェクトにおいてあったデータシート。Winbondは製品として公開していない)
https://web.archive.org/web/20040216050429/http://www.openppc.org/datasheets/AureateGX_v2.0r12.pdf
PowerPC Open Platform Schematic diagram (プリント基板図面)
※最終ページの図面にAureateの文字が確認できる。
https://web.archive.org/web/20010624185149/http://www.chips.ibm.com/products/powerpc/linux/docs/pop1_eco0200_3.PDF
POPプロジェクトでのAureate失敗について
Winbond焦佑釣氏の社内メール(1998年10月付)
華非建設・華非貿易
WinbondがAtum(亜圖)に1500万元出資した同じタイミングで、Atum(亜圖)が7050万元を借入れ→増資があったと登記後すぐに借入れ分を返済した華非建設・華非貿易は徐一族の会社
※ジェイソン・ホー(后健慈)の妻・徐秀瑩の一族と推察される。
オフショアリークスの情報
Paramount Pride Company Ltd.(OFFSHORE LEAKS)
https://offshoreleaks.icij.org/nodes/131462
Atum(亜圖)社の履歴
BVIを通した出資など、Atum(亜圖)社の履歴が確認できます。
https://web.archive.org/web/20030814212304/http:/www.atumtech.com/milestone/milestone.htm
台湾検察の焦佑釣氏への聞き取り調査(2000.05.25)
新新聞記事(2006.04.06-04.12)
記事の書き起こしと日本語訳はこちら↓
Atum(亜圖科技)が台湾検察に押収された資料一覧
台湾の検察のサイト(https://www.slc.moj.gov.tw/293537/293550/293551/639514/post)に公表されています。
PDF資料(https://www.slc.moj.gov.tw/media/47934/831610224818.pdf)
台湾での裁判一覧
・違反公司(会社法違反)
資本登記虚偽記載の刑事事件です。
公訴人 臺灣士林地方法院檢察署檢察官
被告 后健慈
・給付服務費
Socleから未払金の支払いについて訴えられた裁判です。
管轄が違うと移送されたという内容のみ。詳細不明。
原告 虹晶科技股份有限公司(Socle)
被告 九霖邏輯技術股份有限公司(旧アトム)
・返還提存物
給付服務費の裁判の、Socleが納めた担保金の返還が認められたもの。
このため、内容不明である給付服務費の裁判は、Socleの勝訴、又は和解となったと思われます。
SocleがIBMに送ったマスク差し押さえに関する手紙(2005.1.12)
ArticiaSチップが採用されたコンピュータ
↓のサイトにあるコンピュータの4つ(Pegasos1/AmigaONE SE/AmigaONE XE/ micro AOne-C)にArticiaSチップが採用されていることが確認できました。
Pegasos1(http://amigaga.chez-alice.fr/ng/bplan/pegasos1.htm)
AmigaONE
AmigaONEはMai LogicのマザーボードTeronシリーズ(ArticiaSチップセットを搭載)を採用している。
・AmigaONE SE(http://amigaga.chez-alice.fr/ng/eyetech/a1se.htm)
・AmigaOne XE (http://amigaga.chez-alice.fr/ng/eyetech/a1xe.htm)
商標放棄(Mentor ARC Incorporated)
https://tsdr.uspto.gov/#caseNumber=76215927&caseType=SERIAL_NO&searchType=statusSearch
VS MENTOR GRAPHICS CORPORATION (「Mentor」の商標)
https://ttabvue.uspto.gov/ttabvue/v?qt=adv&procstatus=All&pno&propno&qs=91153842&propnameop&propname&pop&pn&pop2&pn2&cop&cn
VS QUADRANT COMPONENTS, INC. (「ARC」の商標)
https://ttabvue.uspto.gov/ttabvue/v?pnam=MAI+LOGIC%2C+INC.+FORMERLY+MENTOR+ARC+INC.++
Pegasos1のBplan社からの手紙
ArticiaSチップのバグについての報告と至急バグ修正対応を迫る手紙
Amigaのコミュニティサイトに転載されていました。
https://amigaworld.net/modules/newbb/viewtopic.php?mode=viewtopic&topic_id=10225&forum=33&start=20&viewmode=flat&order=0#449021
Pegasos1をPegasos2に200ユーロで交換プログラム
ArticiaSは2バージョンある
・A660BNGP
先に説明したPegasos1やAmigaOneに採用されたバージョン
(Pegasos1でApril1/April2パッチが施されたバージョン)
・A660BNGE
AmigaOne microというコンピュータで採用された形跡が確認できました。
詳細は調べていません。(八洲子の部屋動画でも未紹介)
ArticiaP サンプル予定日の延期履歴
F-35のフライトコントロール/ディスプレイシステムに使われる予定だったArticiaP。
サンプル予定日が何度も延期(①~⑤)されています。
2002.12.30
2003.04.16
2003.10.09
2004.02.04
2004.06.03
これに判明している出来事も一緒に並べると・・・
①2002.12.30
②2003.04.16
(2003.8頃 カイザーからの手紙で、イノチップ&TSMC製造のサンプルはMaiへ納品されたが、動かなかった。つまり納入失敗。)
③2003.10.09
④2004.02.04
⑤2004.06.03
≪2004.6 カイザーが設計レビュー終了≫ (つまりゲームオーバー)
(2004.8 Socle→IBMにマスクデータが渡る)
(2005.1 Socleによりマスク差し押さえ)
となりました。
カイザーからの手紙
①陳水扁総統宛て
【この手紙で判明した事】
カイザーの下請け&サプライヤー管理部から、台湾の国のトップである陳水扁総統に手紙が送られている。
サンプルはできたがトラブルが起こっている。
②AIT宛て
【この手紙で判明した事】
・カイザーはMFD(マルチファンクションディスプレイ)とHMD(ヘルメットマウントディスプレイ)の2つのアビオニクス・ディスプレイを設計していた。
・Mai Logicが担当するArticiaPチップは、MFD(マルチファンクションディスプレイ)に利用される予定だった。
・Mai LogicはFPGAチップ上で設計を行い、InnochipがIC化の為の設計変更とマスクデータ作成までを行い、製造はTSMCが請け負った。
(FPGAチップ上での設計ではそのままICチップ設計にはできない為、Innochipが設計をいじる事はごく当たり前の作業。)
・TSMCからチップは納入されたが、基板上で動かなかった。
また、判明している事実の時系列と照らし合わせると、
・カイザーのMDFは2004年6月に設計レビューを終え、10月に納入された。
・Mai Logic のサイト情報から見ても、ArticiaPチップのサンプルは延期を繰り返しており、出荷された事実は見当たらない為、カイザーが納入したMFDでは別の会社のチップが使われたと推察される。
・量産版F-35ではカイザーのMFDは採用されず、L3ディスプレイ社のMFDが採用されている。
とりあえずここまで。
まだまだ更新すると思います。