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Elekibass Tokyo Town Live 2024(ライブレポート)

東京を拠点に活動するElekibassによる2024年2月23日に開催されたワンマンライブ「Tokyo Town Live 2024」を観戦した。これはそのライブレポートだ。Elekibassは息の長いバンドで多くのオリジナル曲を発表しているがライヴでこれだけの曲数を披露することは稀だ。また久しぶりの新曲ということで3曲新たに披露されたがセットリストにしっかり馴染んだ楽曲だった。

Elekibass Tokyo Town Live 2024

Elekibassというと仮面をかぶって練り歩くオープニングが印象的だが今回はシンセサイザーによるインプロビゼーションから始まり、徐々にメンバーが登場するという珍しいスタートだった。USインディーシーンにあるようなリラックスと不思議な実験性に溢れた演出だ。そしてすぐに普段はラストに披露されることが多い、星降る夜にきらめいてがはじまる。

そこからTIGER、Don’t Stop The Music、ハレルヤ、ケセラセラなどライブでお馴染みの勢い溢れる曲が続く。バンドは終始リラックスしているように見える。その後、新曲が披露された。まずはミッドテンポだがタイトなエイトビートが印象的な曲、続いていかにもElekibassらしいロックンロールとブラジルサイケを思わせるアップテンポな2曲。どれもパーティーバンドに相応しい楽曲だ。

ライブ後半にはローラーコースターやWho Do You Loveなどライヴではあまり披露されたことがないと思われる楽曲が続く。メンバーは総勢8人。様々なバックグラウンドを持ちそれぞれに活動を続ける音楽家たちによるアーティストコレクティブな側面を持ちつつバンドとして集まると不思議な一体感を持って駆け抜ける。派手な演出はなくいつも以上に楽曲中心のライブだったが祝日の昼間という時間帯もありとてもリラックスした心地よいイベントだった。

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