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高田さんちのおばあちゃん

10数年以上前、東京から沖縄に移住した高田さん。おばあちゃんと一人娘の3人家族でした。小学生だったお嬢さんは看護師となり、県外で働いています。

元教師だったおばあちゃんは、もうすぐ90歳。江戸っ子口調が心地よいシャキッとした方です。今は、週3回デイケアに通っています。

最近は物忘れが多くなったそうです。

ぼーっとしている時間が増えたと嘆く高田さんですが、おばあちゃんが昔のように元気になる時があるんです。

それは、毎週やらなければならない大切なミッション。

パンを焼くこと。

この時のおばあちゃんはとても元気。買い出しにも同行します。国内産小麦粉、上等の麹菌、干しブドウの種類にだってこだわります。

そして、おばあちゃんの手作りパンは、毎週我が家に届きます。

きっかけは、バン好きの私の一言。初めていただいた時、そのおいしさに感動したんです。「(高田さんの)お母さんのパン、とっても美味しい!」

毎週届く美味しいパン。お金がかかるのに、料金は受け取ってもらえません。高田さんいわく「お母さんの生き甲斐になっているから」と。

いつまでも、おばぁちゃんの美味しいパンを食べたいなぁ。

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さて、今日の朝ごはんは野菜だらけのおじやです。頂き物のカマスの干物、焼き過ぎてしまったわい!

もし、明日が無いとしたら、今日は、私の、一番老いた日です。

もし、明日があるとしたら、今日とは、一番若い私自身に出会える日。



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