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世界三大眼鏡産地といえば、鯖江でしょ!

世界三大だの日本三大だの、3という数字には魔力がありそうですね。例えば……。

沖縄の守礼門。高知のはりまや橋。札幌の時計台。

はい、ご存じの方も多いですね。かつては、日本三大がっかり観光地と言われてました。おーまいがっ!!!

では、誇れるほうで行きましょう。世界三大眼鏡産地といわれるのはイタリア、中国、そして日本です!

デザイン性に優れ、ブランド力が高いイタリア。
大量生産かつ低価格で世界シェアを伸ばす中国。
世界トップクラスの技術力と加工力を誇る日本。

日本といっても広うござんす。ご存じの方も多い、福井県は鯖江の眼鏡でございます。

中国が世界の眼鏡工場として発展した時期は1970年代からです。今では、世界の一流ブランドすらもメイドインチャイナ。あのレイバンですら中国メーカーに買われてしまいましたもんねぇ。

日本の眼鏡産地として知られる福井の鯖江市は、大変厳しい状況に置かれるようになりました。

北陸先端科学技術大学院大学 地域・イノベーション研究センターの「北陸地域研究」に発表された「中国眼鏡産地研究 : 深圳・東莞地域の事例にもとづく考察」には、伸びる中国、下降する鯖江とあります。

こうした危機感の中から、鯖江復活に向けた大きな動きが加速します。最新技術を駆使したオリジナルブランドたちの誕生です。これを可能にしたのが、伝統的な職人技と最新かつ最先端の技術、そして、感性に富んだクリエイターたちのデザイン力でした。

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鯖江には、100年以上の歴史から培われた一流の職人技とともに、高い技術力があります。チタンによる眼鏡の製造技術を世界で初めて確立するなど、鯖江の加工技術は世界最先端を走っているのです。

参考▶純国産にこだわる企業が開発した世界初とは

世界三大眼鏡産地の呼び名にふさわしい鯖江の眼鏡

200以上もの工程を経て作られる鯖江の眼鏡は、最先端の技術とともに、マニュアルやデータでは不可能な、マニュアル化出来ない職人の細やかな手仕事を経て生み出されています。これに卓越したデザインを誇るオリジナルブランドたちが加わったのです。

今や、鯖江の眼鏡は、岡山のジーンズとともに、ジャパンブランドを代表するまでの力と魅力を発揮するようになりました。工場での大量生産では、絶対に太刀打ちできないクオリティの高さを誇ります。

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参考までに、フランスのヴュイエ=ヴェガ、ドイツのカザールなど、海外の超一流ブランドもまた、世界の工場ではなく、地元で暮らす職人たちの手わざから、今も生み出されているんですよ♪


タグ :眼鏡

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