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コロナのせいで飲食店閉めた?

「店閉めたよ~」というと、「なんでよ、お客さん入ってたのに」と驚く地元の人多し。

私の店は、地元客100パーセント。常連さんで成り立つ店。観光メインのお店に比べると、コロナの影響は少ないほうでしょう。秋口からは年末にかけて8、9割方、復活していました。

なのに閉めるんかい! 

今日、毎日のように利用してくれていた常連さんの店まで、年始のご挨拶に行ったら怒られてしまいました(-_-;)。

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私が店に入るのは朝7時。仕込みにかける時間は約4時間! メニューがある店と違って、すべて日替わりとなる定食は、栄養バランスを考えて手作りするのでどうしても時間がかかります。

その代わり、少ない常連さんでお店が回るというメリットも。

「今日のご飯はな~にかな?」

手間のかかるテビチの煮つけ、ワイン煮込みのシチュー、ふろふき大根、ゴボウの肉巻きなどは、前日から下ごしらえが始まります。

11時にオープンしておよそ3時まで、ずーっと狭い厨房で料理をつくり、ドタバタの合間に、1人で店番をしているため外に出られないお客さんのためのお弁当(700円也)もご用意。私とスタッフの2人だけですから、てんやわんやです。売り切れの看板を1時半に出すことも結構ありました。

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終了後は後片付け。明日の準備、掃除などで店を閉めるのはだいたい午後5時。

売り切れるからと多めに作ることはしません。というかできない。もとはカラオケスナックだった居抜き店舗の厨房なので、大量調理には向きません。それでも、食後には、のんびりくつろいでもらうため挽きたてスペシャルティコーヒーを淹れるフルサービス店として頑張りました。

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しかし、ぶっちゃけ、朝7時から午後5時まで、休憩なしで10時間働くのは、60過ぎた身にはきついわ~。

もともとこの店は、観光でにぎわう那覇のど真ん中でも、地元で働く人がゆっくりできる場所をというコンセプトで、ひっそりオープンしたもの。

米は京都の有機農法丹後米、というふうに食材を惜しまないので、お客さんが入っても儲けはほぼなし。つまり、生活費は別の財布(とーちゃんとも言う)から~♪ 

そう、ここが本題。

別財布がコロナの影響を受けたがゆえの飲食店閉店でございます(T_T) 別財布が豊かになるよう、本家本元、家族総出の二人三脚、三人四脚で頑張るしかないのだ!  

しばし常連の皆様方とはお別れです。復活の暁には、お弁当デリバリー店として再会いたしましょう! 

「で、弁当はいつからよ~。注文は前の日ね~?」とは公設市場の化粧品店のお姉さま方。

すべては、にっくきコロナ次第ではありまして、コロナに打ち勝つべく怒涛の働きを見せてくれるであろう! ? とーちゃんの、財布の中身に大いに期待するところであります、はいm(__)m