亡き父の メガネ活かして 盆供養
#鶴亀俳句
大城さんが、古いメガネをもってきた。レンズを入れてほしいのだという。
それは、懐かしのセルロイド眼鏡。
かつて、ロイド眼鏡というものがあった。セルロイドのメガネという意味だけど、同時に、アメリカの喜劇役者だったハロルド・ロイドが劇中にかけていたことから、二つの意味をひっかけて、ロイド眼鏡と呼ばれるようになったという。
戦前の日本の標準的な眼鏡であり、戦後も作家の大江健三郎さんが愛用してことで知られているが、セルロイドの眼鏡は、今日、ほぼ姿を消している。