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京都の11月といえば... 2021年秋にSNS担当が訪れた京都の紅葉の名所 まとめ【その2 南禅寺天授庵/清水寺/西本願寺】

みなさんこんにちは、彌榮自動車公式note編集部でございます。
再びやってきました。弊社公式Instagram&Facebook担当が昨年京都の紅葉を愛でる中で「ここ素敵」と思った場所をご紹介するこのコーナーの第2回目です。

のっけからどこをご紹介するか、そしてどれをカバー写真にするか色々と悩みましたが、今回は「南禅寺天授庵」と、みなさんご存じ「清水寺」そして「西本願寺」をご紹介いたします。

1.南禅寺 天授庵

南禅寺というとみなさんどこを想像されますでしょうか。
ひところ前のサスペンスドラマとかでしたら、水路閣とかなのでしょうが。

撮影:2021年夏

実はこの水路閣、できたのは明治時代。
当時は東京奠都により寂れてしまった京都の街(一時期は「狐狸の棲家」と言われたことも!)を再興させるために作られた「琵琶湖疎水」のひとつ。そう考えると明治時代の土木技術はすごいものです。

さて、話を戻してやってきました南禅寺。

石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」で知られる南禅寺山門。
ちなみに南禅寺山門は「日本三大山門」のひとつです。

そしてその奥に見える紅葉、気になりませんか?
ということで、近くまで進んでみることにしましょう。

近くまでくると、紅葉が「溢れています」。
もっと引き気味で近づくと…見えてきました「天授庵の石碑」。

やってきました。天授庵。
こちらは南禅寺の塔頭(たっちゅう)として南北朝時代の庭園形式を残す場所としても知られています。

拝観入口を過ぎた庭園への入り口、これだけでもわくわくです。

そしてやってきた北庭。
典型的な枯山水庭園かと思います。

南側から望む東庭。
方丈から眺める北庭もなかなかです。

方丈からの庭園も素晴らしいのですが…
やはり担当者が思う南禅寺天授庵の素晴らしさはこちら。

書院側から見る庭園
南側から見る書院

まるでどこかの油絵のような。
モネの世界が…とは言いませんが、まるでそんな世界観のような庭園です。
先にも触れた南北朝時代の様式を残す「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園」の傑作だと担当は思っています。

そして最後に。
書院から見る庭園もすごいので1枚。

書院から見る南庭(池泉回遊式庭園)

純和風といえばそれまでですが、そこに洋風が混ざったような不思議な感覚になる。けどそれが唯一無二の世界観を醸し出す。そんな印象を受ける南禅寺天授庵です。

【南禅寺天授庵へのアクセス】
・京都駅からタクシーで約25分
・京阪三条駅からタクシーで10分
・京都市バス「東天王町」または「南禅寺・永観堂道」徒歩約10分
・京都市営地下鉄東西線「蹴上」徒歩約10分

2.清水寺

次にご紹介するのは「清水の舞台」でも有名な清水寺。
何がいちばん有名かというとやはり舞台ではないでしょうか。
慣用句でも「~から飛び降りる」という表現がされていますが、それは江戸時代のこと、当時万病(特に目)にご利益があると知られ、そこから飛び降りると願いが叶うとされたそうです。以前某新聞の記事を拝見しましたが、当時は高さの割に木々が緩衝材になっていて、生還率は8割程度だったそう。

ということでやってきました、清水寺。

清水寺 仁王門前

やはり昼間に比べ早朝は人が少なく、ゆっくりと拝観することができます。
ちなみにこの時期ならでは、空気が澄む時期だと、京都市街も一望できます。

境内から見る京都市街、秋~冬の「澄んだ空気」と相まって、西山まで見ることができます。

そのまま拝観経路を進み、舞台までやってきました。
そこから見る京都市内もいいのですが、少し目を落とすとこんな景色が待っています。

超広角舞台から見る境内、奥はその名の通り「奥の院」

まるで「京都市内の中心部にいることを忘れさせてくれる」ような景色です。次はこの奥の院まで進んでいくことにします。

まるで「紅葉に持ち上げられているかのような舞台」

超広角レンズを使っていることでこのような構図になりますが、それも表現の一つと考えている担当者。これを見ていると、まるで「紅葉が舞台を持ち上げている」かのような画になるのがとても不思議。喧騒の奥の院からお届けできる「これぞ錦秋」ではと思います。

奥の院からすぐの場所から見る境内。清水寺というと、三重塔を思い浮かべる方も多いのでは。
ちなみに「舞台の足元」はこのようになっています。

どんどん拝観経路を進むことしばし。
最後にご紹介するのがこちら。
拝観経路出口近くの「池」から見る「三重塔」です。

やはり「池」と「紅葉」の組み合わせは最高だと思います。

そして少し引いた場所からファインダーを見つめると見える景色はこちら。

構図次第でこのような写真も

青空のなか、紅に囲まれる三重塔。
まさに「錦秋」らしい写真をカメラに収めることができます。

京都といえば…の清水寺ですが、ぜひ秋の清水寺も考えてみられてはいかがでしょうか。

【清水寺へのアクセス】
・京都駅からタクシーで約20分
・京都市バス「五条坂」徒歩約10分
・京阪電車「清水五条」徒歩約25分

3.西本願寺

次にご紹介するのは西本願寺。
浄土真宗西本願寺派の本山としても知られるお寺です。
多くの方は、御影堂(国宝)や近年修復工事が終わり、創建当時の極彩色が蘇った唐門(国宝)を想像されるのではないでしょうか。

境内南側にそびえる唐門、まさに「極彩色」です。

唐門の詳細はは昨年暮れのnoteに譲るとして、今回は「紅」ではなく「光り輝く黄金の世界」をご案内します。
ちなみに、昨年末に「唐門」に触れたnoteはこちらからご覧ください。

担当者が訪れたタイミングは御影堂前の大銀杏はピークを過ぎ、阿弥陀堂前の銀杏が「まさしく黄金色真っ盛り」の状態。

奥は阿弥陀堂、天気が曇ってたのは残念ですが…
阿弥陀堂をバックに

「秋=紅葉だけじゃないよ」って教えてくれそうな西本願寺の銀杏。
なにがすごいって、ここまでカーテンのように羽振り良く堂々とそびえる姿です。

ここから少し南、御影堂前からも大銀杏を見ることができます。
訪れたときは場所によっては散っている場所も。しかし枝によってはまだまだ立派な銀杏の葉が。

大銀杏とバックの特徴的な屋根は…

そしてこちらの写真。
「あれっ?」「ここは西本願寺でしょ?」からの「シルクロードぽくないかい?」と思われた方もいらっしゃるのでは。担当者もそう思いましたが、この建物は西本願寺の「伝導院」といわれる建物(通常非公開)です。

こちらが伝導院、「四つ葉はタクシー」はたまたまです。

建築は1912年(明治45年)、設計は伊藤忠太(当時:東京帝国大学教授)、京都ではそのほかに大雲院 祇園閣といった特徴的な建物を設計し、東京でも築地本願寺といった建物を設計しています。

大雲院 祇園閣(通常非公開、特別公開時に撮影)

ちなみに祇園閣から見る京都市内の景色もさることことながら(建物の撮影は禁止)、上がっていく途中の壁画はまるで「シルクロード」の世界観。不定期で公開されることがありますが、ぜひその際は訪れることをお勧めします。

さて、話を戻して伝導院も屋根はイスラム形式、壁は煉瓦造りという、当時最先端だった様式を用いて、1900年代前半の京都における近代建築の中でも有名な建物です。

ちなみに、伝導院から振り向くと西本願寺を見ることができます。
ここから見える大銀杏はまるで「先に黄金の世界が待っている」ような世界観を醸し出してくれます。

伝導院からみる西本願寺の「大銀杏」、まるで先にある「黄金の世界」があるかのよう。

【西本願寺へのアクセス】
・京都駅からタクシで約10分
・京都市バス「西本願寺前」すぐ

また少しだけ趣が違いますが、この度、彌榮自動車はJR西日本さんと宝厳院さんとコラボ企画を立ち上げ「早朝の宝厳院」を貸切拝観できるプランを作成しました。

今月上旬に関係者向け内覧会で訪れた「書院(通常非公開)」からの景色をお届けします。

2022年11月8日撮影の書院から見る「獅子吼の庭」

このプランでは一般拝観までの間、およそ小一時間に渡り静かに獅子吼の庭を堪能できるだけではなく、通常非公開の「書院」からも獅子吼の庭を独占することができます。お気になる方はぜひこちらのURLから詳細をご確認ください。

いかがでしたでしょうか。あっという間に(長々と)3か所紹介させていただきました。次回は嵯峨野の奥にある紅葉と、ライトアップした京都の紅葉をご紹介する予定です。

それでは今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それではまた次の機会にお目にかかれることを楽しみにしております。

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