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来る2022年「寅」を探しに京都の街へ!

みなさん こんにちは、彌榮自動車note編集部です。
まずは何より、先月お届けしたこちらの記事...

こちらが今までにない反響をいただけたこと、そしてnoteさんの「公式マガジン@紅葉」に取り上げていただけたこと、本当にありがたい限りでした!
まさかここまでスキをいただけると思っていなかったので、正直びっくりしました。これからも不定期ですが、興味を持ってもらえるような話題を提供できるよう、鋭意努力いたしますので、よろしくお願いいたします!

さて、今回は今年の秋を...と思っていたのですが、あっという間に12月も下旬、というか年末です。色々とお届けしたい様子があれど、さすがに時期柄合わないと思いますので、2022年の秋に合わせてお届けさせていただく(つもり)予定です。

ちょっとだけ様子をお伝えするとすれば、南禅寺天授庵さんの池泉回遊式庭園が圧巻だったこと。

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そしてベタですが、清水寺の景色も素敵でした。

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舞台という名前、とても秀悦だと思うのです。
色とりどりの紅葉が押し出す姿はまるで「舞台」です。
そのような各所の様子はまた改めてお届けします。

さて、話を戻して。
京都の街にも年の瀬、というか年越しがやってきました。
南座では顔見世公演が行われ、まねきが年末を感じさせてくれました。

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そして今年が最後だった嵐山の冬の名物詩、京都・嵐山花灯路も開催され、改めてもうすぐ2022年を迎えると実感させてくれました。

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そして京都の街は初詣の文字を見ることも増えてきました。
そして北野天満宮の大絵馬も飾られ、もうすぐ年越しだと感じさせてくれます。

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ということで前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのはFacebook&Instagram担当(以下:担当)がお届けする2022年の干支「寅(以下:虎)」でございます(写真は護王神社の大絵馬です)。

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京都の街にも虎にゆかりの場所がいくつかあります。
今回はそんな京都の虎をご紹介させていただきます。

鞍馬寺

まずやってきたのは、牛若丸と弁慶で有名な京都市左京区にある鞍馬寺です。

なぜ鞍馬寺と虎が結びつくかというと、同寺に所蔵されている毘沙門天(毘沙門天三尊立像:平安時代 国宝)の守り神が虎であったという言い伝えからだそうです。どうもこの記事を書くにあたり、色々とみていくと毘沙門天はヒンドゥー教にルーツがあるよう。となると古来日本人には縁がなかった動物ですが、広く信仰されているインドではなじみがあったであろう虎が守り神だったというのも合点がいきます。

※あくまでも担当の私見です、諸説あろうかと思いますが、その点ご了承ください。

そして鞍馬寺も上述のこともあり、虎と縁がある寺院としても知られています。ということで年末差し迫った週末、京都市内から車を走らせること小一時間。鞍馬寺へやってきました。

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山門から「阿吽の虎」が出迎えてくれます。

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訪れた前日、京都市内は雪が降っていたこともあり、天気は良かったのですがとにかく寒かった...そんな雪が残る境内を先に進んでいきます。なお鞍馬寺は30分程度で登山道を登るか、ケーブルカーでワープするかを選べます。体力のない担当は何の迷いもなくケーブルカーを選びました。

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ケーブルカーで上がること数分、だいぶワープさせてもらって、残り10分程度緩やかな登山道を登っていきます。最後に階段がありますが、そこを越えると見えてきたのが本堂です。

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標高400メートル超、そして京都市内北部ということもありこれだけ雪が残っていて、空気が「凛として冷たいっ」。そしてここにも「阿吽の虎」が。

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山門とは違い、重厚さを感じさせてくれます。

そして本堂前の床面、ちょっと星のように感じなくもないですか?
これは金剛床といい「宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模し、内奥に宇宙の力を蔵する人間が宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場(鞍馬寺HPより)」という神聖なもの。

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訪れる多くの方がここに立って深呼吸をしながらエネルギーを感じてたようです。かくいう担当もここでしばらく想いを抱きながら深呼吸をさせてもらいました。そして本堂から見える景色がこちら。

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奥に見えるのは延暦寺擁する比叡山です。さすが冬、空気が凛としていると山肌もくっきり。そして京都市内だと見上げる比叡山もここではほぼ同じ目線(標高は400メートル近く差がありますが)。いつもと違う景色を見ることができました。

本堂を参拝した後、ここからは登山道を徒歩で下り戻ることにします。

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下ること約15分。
見えてきたのがこちら、由岐神社です。

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こちらは京都三大奇祭のひとつ「鞍馬の火祭」とゆかりのある神社。
鞍馬の火祭は由岐神社の例祭で、毎年多くの人が訪れる祭礼でもあります。細かい説明は割愛させていただきますが、厳かな境内。

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そして何より担当が驚いたのがご神木。
まっすぐに天へ向かって伸びていく様子には圧倒されました。

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そこから5分ほどで山門へ戻ってこれます。
行きはケーブルカー、帰りは歩いて自然を感じながら回ることができる鞍馬寺です。

【鞍馬寺へのアクセス】
京都市内からタクシーで45分程度 または 叡山電車「鞍馬駅」から徒歩すぐ
山門からはケーブルカー(2分+徒歩10分)または徒歩(30分)

西本願寺 唐門

次にご紹介するのは西本願寺の南側にある唐門(国宝)です。
担当が初めてその姿に引き寄せられたのは今年の日経日曜版に掲載されていた1枚の写真(掲載日は失念しましたが...夏から初秋にかけてだったかと)。

記憶が不確かですが...今年修復が行われ「極彩色の美」というような文言と共に紹介されていた1枚の写真、その極彩色に目を奪われてしまいました。そして足を運んだ今年の秋、その極彩色に息をのみました。

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極彩色ってこのようなことを指すのか...と門を前にしばらく立ちすくんでしまいました。

そしてそうです、本題の「虎」です(改めて最近訪れてみました)。
どこにいるかというと、門の上部の右側にいらっしゃいます。

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内側から見ると分かりづらいので表(右側)に回ってみます。

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虎らしい勇ましく獰猛なお姿を見ることができます。
そして次の写真を見ていただくと...

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虎の先にいらっしゃるのは「豹(ひょう)」です。
なぜ「虎と豹」の組み合わせかというと、唐門がつくられた江戸時代、多くの日本人はその姿を見ることはなく、虎は想像の動物として知られていました。そして「虎は雄」であり「豹は虎の雌」というような伝わり方になったようです(諸説あります)。

例えば同様の表現方法でつくられたのが二条城二の丸御殿の襖絵です。
江戸時代初期の狩野派によって描かれた勇ましい虎と妖艶さを持つ豹は、まさしくその考え方から編み出されたものだったと言われています。

そう思うと豹の姿も少々妖艶さを醸し出していませんか?

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ちなみに表側に回り、見かえる姿を見ると鋭い眼光。

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見る角度からそこまで違うかという唐門の虎と豹。
その極彩色と共に荘厳さと面白さを感じに訪れてみてはいかがでしょうか。

【西本願寺へのアクセス】
京都駅からタクシーで10分
京都市バス「西本願寺前」すぐ

京都国立博物館 公式PR大使「トラりん」

いままでとてもまじめな話をしていましたが、次は「動く虎」です。かといって京都市動物園の虎ではなく...京都国立博物館が誇る「イケメンすぎる虎」の「トラりん」です!

「トラりんって?」と思われたみなさまにご説明いたします。
トラりん(本名:虎形琳ノ丞)は2015年に京都国立博物館で開かれた「琳派展」に併せ、同館所蔵の「竹虎図(尾形光琳筆 江戸時代 18世紀)」に着想を得て生まれた同館公式PR大使です。

ちなみに竹虎図に描かれている虎は上述の「勇猛果敢」な虎と違い、少々お茶目な雰囲気、遊び心がミックスされているような、そんな雰囲気です。
細かい解説はYoutube「トラりんチャンネル 竹虎図の回」をご覧いただければと。

この動画で竹虎図の魅力に心奪われたあなた、京都国立博物館では2022年の新春特別展示「寅づくし」で数年ぶりに展示される予定ですのでぜひ!

そんなトラりん、各種SNSを展開し、Twitterのフォロワーは25,000人を超える人気者。その理由は更新頻度だけではなく、おともだち(ファン)とのふれあいと、そこでの神対応なのです!

もともとTwitter担当からトラりんの魅力を知った担当。

正直最初は「出待ちをするのかいな...」という驚きでした、ただ「そこまで凄いトラりんって?」と思い、興味本位で京都国立博物館へ足を運んだ担当。初めて出逢ったトラりんはカメラを見つけるとしっかりとカメラ目線になって、なかなかの「イケ(メンすぎる)虎」ぶりを発揮してくれたのです!

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これにすっかり心奪われ、時折京都国立博物館を訪れるようになった担当。トラりんはその度々カメラを見つけると、しっかりとポーズをとってくれるのです!

2021年夏季の特別展「京の国宝展」では、カメラを見つけるとわざわざその前に立って振り向きざまのポーズを。

そしてトラりんのバースデー、10月10日はスパンコール輝く一張羅で登場。沢山のおともだちが待つグリーティング会場に向かう途中、おしゃれな裏地をちらっと見せてくれました。

なかなかここまで神対応してくれるキャラクターはそうそういないはず。そしてそれは「大人のおともだち」だけではなありません、「小さいおともだち」にもしっかりと目線を落としてくれるのです。

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そして時に見せるお茶目なポーズも。

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なかなかなファンサービスぶり。
そしてトラりんはなんと...器用に書初めもするんです! 
それがこちら(ちなみにコロナ前はサイン会などもしていたそうです)。

この動画で何度も出てくる「虎年はまだか」の赤文字。
今回の記事をアップするにあたり、改めて動画を見た担当。私自身は虎年生まれではないですが、思わず「ついに来るよ! 虎年!」と言ってしまいました。

そのトラりんに会えるのが京都国立博物館。
登場スケジュールはトラりんホームページで公開されています。
そして、新春特別企画「寅づくし 新年を愛でる」は2022年1月2日から2月13日まで開催予定。そして1月9日は「雅楽演奏会」、1月10日は「芸舞妓 春の舞」が彩を添えてくれます。

どちらも気軽に味わうことができない企画。当日の観覧券があれば見ることができますので、興味のある方はぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか(要整理券、詳細は京都国立博物館HPをご覧ください 写真は2021年「芸舞妓 春の舞」担当撮影)

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【京都国立博物館へのアクセス】
・「京都駅」タクシー約10分
・京阪電車「七条」徒歩約7分
・京都市バス「博物館・三十三間堂前」すぐ

いかがでしたでしょうか。
最後は推しキャラになってしまったのが恐縮ですが、少しでも虎を感じていただければありがたいです。

そして来年2022年もみなさまにとって興味を持っていただける記事をお届けできるように鋭意頑張ってまいります。

それでは本年一年、彌榮自動車公式noteにお付き合いいただき、ありがとうございました。そして来年一年がみなさんにとりまして良い年となりますようお祈りしています!




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