採れたて旬野菜を食す レンコン

食べ物を通じてつながる人に、幸せと健康を届けたい

 収穫時期や旬、そしてその野菜がもつ本当の美味しさと栄養を知る事ができれば、更に美味しく味わう事ができるように

 一年中出回っているレンコ、旬は秋ごろから冬にかけて。9月頃までに田んぼの中で成長を終え、寝かせておきます。そうすることでたんぱく質が糖に変化し旨味が増します。なので収穫時期によって違った味わいを楽しめます。
 ・秋口のレンコンは柔らかくあっさり
 ・晩秋から冬のものは粘りが出て甘味もます.   ・新レンコン(本格的に出始める前のまだ若いレンコン)は6月から9月ごろに旬を迎えます。細く白っぽい。そしてやわらかい歯ごたえとあっさりとした味わいが特徴のレンコンです。日持ちしないので、新聞紙などで包んで野菜室での保存がおすすめ。
また、切り方や加熱方法でいろいろな食感も楽しめます。
 シャキシャキ食感が欲しいきんぴらは、輪切りで
 ホクホクさせたい煮物は乱切りにして、ゆっくり加熱
 すりおろすと、もっちりした食感にも。

産地によっての旬が違う
 ・茨城県産…11月から3月
 ・徳島県産…9月から12月
 ・佐賀県産…12月
 ・愛知県産…10月から12月
 出荷量は少ないですが、石川県の加賀れんこんは10月から12月が旬の時季です。澱粉質が多く粘りが強いのが特徴で、蓮蒸しやレンコンもちなどの料理は加賀れんこんならではの料理。

美味しいれんこんを選ぶポイント
 ・傷や色むらがないもの
 ・ふっくらと丸みがあるもの
 ・ずっしりと重みがあるもの
  レンコンは節によっても食感が異なります。
 1節目は成長が遅く小さくて若い節。繊維感が少ないため柔らかくシャキシャキ感が楽しめます。サラダやきんぴらに。
 真ん中にある2~3節目は丸っとしています。シャキシャキ感ももっちり感も両方楽しめるのでいろんな料理に。
  最後に細長い4節目。成長が一番早く、最もデンプン質が多く繊維感が強いので、じっくり加熱するともっちり感が強くほくほく感を感じられます。煮物料理に。

 栄養の宝庫と言われるレンコン
 ・
腸内環境を整える食物繊維
 ・美容効果や疲労回復にが期待できるビタミンC
  熱に弱いビタミンCですが、レンコンに含まれるでんぷん質がビタミンC          を守ってくれるので、加熱料理しても残存率は高いのです。
 カリウムやムチンなどの有効成分も含まれており、抗菌作用や抗コレステロール・抗がん作用などもがあります。

 薬膳的にも

・乾燥予防、疲労回復
  れんこんは、体にこもった余分な熱を冷まし、「肺」を潤す食材。薬膳では、喉の渇きや痛み、せき・たんを緩和する働きが期待できると考えられています。また、血の巡りや、胃の働きを改善して消化を促してくれる役割もあるとされています。
 加熱後に働きが変化
  生の状態と加熱後で効能が異なるのが特徴で、生のレンコンは喉の渇きを潤し二日酔いに良い、瘀血(おけつ)(血液の滞り)を散らす効果があります。火を通して食すると、胃腸を整える効果があります。

風味と栄養がギュッと詰まった、旬野菜のおいしさを存分に味わってくださいね。



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