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振り返ると

オンラインで英語の先生になってから早くも5ヵ月が過ぎた。

どうしてもやりたくて始めた仕事ではなく、今の自分が持っているもので、なにか売りになる可能性があるものは英語を日本人に教えることだけだったから面接に応募した。

晴れて採用されたのだけれど、正確な英語も、ちゃんとした教え方もよく知らないわたしはとにかく「明るく楽しく授業します!」といわばキャラ売り一本で授業を始めた。

ありがたいことに、そんなわたしの授業を定期で予約してくださる生徒さんもできて、結構楽しみながら5ヵ月が経った。ふと気が付いたことがある。



「あれ?なんか生徒さんの英語がうまくなっている・・・?」



始めた当初は、何故か目を瞑り英語(?)を一方的に話し、詩吟を読まれているんですか⁉という状態だったおじいちゃんは、目を開けてスムーズに会話のキャッチボールができるようになってきた。

話したいことの出だしをどうしたらよいのか分からずパニックになりがちだったお姉さんは最初の言葉をスムーズに選べるようになってきた。

5歳のやんちゃ坊主は文章を話すようになってきた。

とても真面目で頑張り屋さんのお母さんと、英語嫌いになりかけていた女の子は、先生のレッスンで私と娘に自信がつきました。と言ってくださった。


先生と呼ばれてはきたものの、私が教えることで誰かの知識や能力が伸びるなんてことは全く期待できず、とにかく楽しくやるということばかりに集中してきた。

そろそろ、もうすこし何かを教える、誰かの能力を伸ばすということに心向けるときがきたのかもしれない。

キャラ売り脱出なるか。





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