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7月28日:適度なマーケット環境

こんにちはやす( @YasLovesTech ) です。
世界的に異常に暑い日々が続いてますね💦

本日はPCEデフレーターが予想を割れるなどで昨日の下げを取り戻すような大きな反発💹

熱すぎず冷たすぎず「ゴルディロックス」という表現が多くなってきましたが、私は今年後半は緩やかな伸びになるのかなと思ってます🤔

私の考えは最後に(続

【7月28日マーケット状況】

✅ ダウ平均:35,459.29 (+176.57, +0.50% )
✅ S&P500:4,582.23 (+44.82, +0.99% )
✅ ナスダック:14,316.66 (+266.55, +1.90% )
✅ 10年金利:3.957% (- 0.055% )

米国株が3週連続の上昇を記録しました。これはインフレ指標が2年ぶりの低水準を記録し、予想を上回る企業の決算報告があったことが主な要因です。これにより、リセッションの可能性は低下しました。また、ウォール街では、日本銀行の政策修正の懸念が一掃され、米国の経済データが「ちょうど良い状況」を示すとの期待が高まりました。大型株は上昇し、米国テック企業はAIの進展に注目。しかし、フォードの株価は、電気自動車への移行が予想以上に時間がかかるとの発表で下落しました。

【主なマーケット指標】

▶️ コアPCE物価指数 (年次) (6月) :
結果:4.1%
予想:4.2%
前回:4.6%

▶️ コアPCE物価指数 (月次) (6月) :
結果:0.2%
予想:0.2%
前回:0.3%

▶️ PCE物価指数 (年次) (6月) :
結果:3.0%
予想:3.1%
前回:3.8%

▶️ PCE物価指数 (月次) (6月) :
結果:0.2%
予想:0.2%
前回:0.1%

【本日のニュース】

▶️ 投資家、好調なマーケットに全賭け
好況な市場に投資家が全力投資するという「危険な共感」が広がっている。大幅な利上げや財政的な引き締めが進んでいるにもかかわらず、投資家たちは好景気の継続を見込んで積極的に市場に資金を投入している。

▶️ 米経済、ソフトランディングを遂行
米経済は予想より強いままで、ソフトランディング(経済の過熱を穏やかに抑える)を遂行している。政策の引き締めにもかかわらず、雇用、消費、インフレなどのキー指標は好調を保っており、景気後退のリスクは低い。

▶️ パンデミックが車購入の方法を変える
コロナウイルスのパンデミックは、自動車の購入方法に大きな変化をもたらした。オンラインでの購入が増え、ショールームへの来店が減っている。また、新車の需要が高まる一方で、中古車市場も活況を呈している。

▶️ 日本銀行、YCCを緩和し市場に衝撃
日本銀行はイールドカーブコントロール(YCC)政策を緩和し、市場に大きな動揺をもたらした。YCCの変更は、これまでのウルトライージーポリシーからの一歩となり、将来の政策正常化への道を開いた。

▶️ アップル、AIについて語らない理由
アップルは他のテック企業と比べてAI(人工知能)についてあまり話さない。これは、アップルがプライバシーとユーザーセキュリティを重視しており、その哲学がAIの開発と一部で衝突しているからだ。

▶️ フォード、ハイブリッド車を推進、電気自動車で損失
フォードはハイブリッド車の開発を積極的に進めている一方で、電気自動車(EV)関連で数十億ドルの損失を抱えている。これは、EV市場の競争が激化しており、同社が市場での地位を確立するために多額の投資を行っているためだ。

【所感】

昨日は日銀のYCCの関連で大きく下げましたが、それほど影響ないということで大きく反発。というヘッドラインになってますが、少し違和感を感じてます。大なり小なり日銀の政策が世界に影響を及ぼすとはいえ、正式の決定でもない海外のリーク記事に反応しすぎたかなという印象です。

引用:Factset

一方で、今年前半に株価が上がりすぎたため、PERが結構大きめになってきています。金融緩和状態ではないので、このままPERが上がっていくのは正直厳しいかなと思ってます。なので、ここから後半の伸びは明確な利下げがくるまで、EPSに連動するように緩やかになるのかなと思ってます。

ただ、緩やかというのは毎日徐々に上がるという意味ではなく、下落するときは昨日のように割と大きめに下落するのではないかと思っています。プラス材料に鈍く反応し、マイナス材料にシビアに反応する。そんな状況になってるかもしれません。今日のPCEでさらに鈍化が確認されたとはいえ、足元原油価格が上がってきてますし、8月発表、9月発表のCPIの総合はちょっと高めに出そうな気がしてます。コアはおそらく高くならないですが、そういった材料にも少し大きめにネガティブに反応するかもしれません。

決算はベストでないにせよ、そこそこ順調に消化してます。急落するような悪い決算では全くありません。24年末にかけてEPSはゆっくりと回復していきます。そんなかで今年後半は3歩進んで2歩戻る。そういったのを繰り返して徐々に上がっていくのかなと今は考えてます。少し大きめの調整もくるかもしれません。ですが、今見えてる決算の状況では売るような状況でもないと思います。どちらかといえば、指数にエントリーする際に高値を追いかけるように買うのではなく、しっかり押し目で買っていく。そういった姿勢が重要なのかなと思います。

テック系の決算は結構良いので引き続き $QQQ $FNGS を握りしめて、押し目が来たら追加していく。そんな感じで少なくともQ3のシーズンは見ていこうかなと思っています。一方で、個別では上がりきってない銘柄に妙味があるかもしれませんね。結構、底値で放置されてたグロースがバカスカ上がってるような決算シーズンでもあります。まだ金利が高いのでハイグロ全体を買う感じではないですが、金利が下がり始めたら $WCLD の準備も検討したいところです。

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