見出し画像

[1月22日]悲報!Q4決算見通し悪化

こんにちは!新しいFactsetがリリースされましたので簡単に今の決算状況を振り返っていこうと思います。先週はNetflixの決算で盛り上がりはしましたが、決算全体としては芳しくない決算シーズンになっています。

↓動画でも相場解説してます。YouTube登録していただけると嬉しいです↓

決算概要

今現時点で、S&P500のうち11%の会社が決算を終えました。67% の会社がEPSの予想を超え、64%の会社が売上の予想を超えましたが、EPSの平均成長率の予測は決算を受けて-4.6%に下落してます。これは20年Q3以来の低い成長率になります。12月31日時点での成長率の予想は-3.2%でしたので、決算を受けて予測が悪化しているということになります。そもそも予想がどんどん引き下がっている中で、アナリストの予想を超えたから良い決算とはなりません。

引用 : https://www.factset.com/

23年、24年のEPS予測

基本的にはQ4の決算は悪い決算が続いてます。それを受けて、23年・24年のEPSの予測が下がり始めてます。これは基本的には危険なサインです。何度も書きますが、株価はEPS * PERという概念で決定されますので、計算の元となるEPSが下がることは株価下落のリスクが高まります。今後の決算シーズンにもよりますが、これがズルズル下がると大変危険です。

別の言い方をすれば、例え今回の決算がマイナス成長であっても将来の見通しがプラスに転じていくようなら株価回復の期待が大きくなります。

引用 : https://www.factset.com/

PERは高め

今現時点でのPERは17です。過去10年平均とほぼ同じではありますが、明確な業績回復か利下げがない限りここからPERが上がるというのは難しいと考えます。

引用 : https://www.factset.com/

所感・今後の見通し

先週はNetflixやGoogleのレイオフによって盛り返しましたが、今の決算シーズンを見れば安心できる状況ではないと思います。特に、将来のEPS成長予測が引き下がっているので、その状況は株価上昇が期待できるステージではありません。今、株(S&P)に投資することは下落リスクだけを抱え上昇はあまり期待できる状況ではないと考えます。

今週も重要な決算が続く

今週もMicrosoftやTeslaなどの重要決算が続くほか、ASMLやLam Researchといった半導体関連の決算も景況感に大きな影響を与えると思うので重要でしょう。また、Q4のGDP発表があるのも要注意です。 

ちなみに、EPSの予想が大きく下がってますし、Q1のEPS予想も厳しいものとなってますので、EPS、売上、ガイダンスの予想が超えたからといって良い決算とは限らないっていうか、普通に悪い決算も多いので注意してください。

Q1以降の決算

ちなみにですが、今後はQ2までEPSの前年比マイナス成長が続き、またプラスに転じます。予想通りに行くかどうかが鍵なのですが、予想通りであればどこかで株価は反転するはずです。

引用 : https://www.factset.com/

引き続き債券中心に

基本的に悪い決算シーズンを迎えてます。今までのノートでNetflixの決算が良いことに触れましたが、テック銘柄もGAFAMの決算があけるまではまだまだわかりません。おそらくQ4の決算は芳しくないものになりますがQ1に向けてどういう内容が出るかが鍵でしょう。決算全体としてはS&Pに関して良好な状態とは言い難いでしょう。

引き続き、債券中心に積み立てる方が無難かなと思います。GAFAM決算次第では2月からある程度QQQに積み立てることもあるかもしれませんが、今のところは決算待ちというところでしょう。積み立てるタイミングは状況次第ですが、2月3日の雇用統計〜2月14日消費者物価指数直後までのどこかになるかなと思います。

まだNoteを初めて日が浅く、フォロワーが多くありませんので、今回の記事が良かったと思っていただければスキと当アカウントをフォローしていただけると嬉しいです


いただいたサポートはより充実したシリコンバレーの情報などに使わせていただきます!