スキのよろこびは恋のときめき

男の目覚ましで起床。恋人のように優しく、恋人のように家を出ていく彼を見送り、また眠った。


昼過ぎに起き、布団の中でグダグダと日記を書く。あまり筆が乗らない。オチの一文何にしようかとか、気の利いたタイトルを考えるのは楽しいけど、毎日となると大変だな(いっぱしの文筆家気取り)。今日は結局夕方までかかった。でもその時間帯のおかげか、たくさんの方に"スキ"してもらえた。嬉しい!長い文章だと特に、自分の考え方をわかってもらえた気分になるのでいいね。椎名林檎も「わたしの思想を見抜いてよ」と歌っているし、恋に近いよろこびがあるな。 


ひさしぶりに母から電話がかかってきた。無職だけど元気に遊びまわっているよと伝える。色々話している中で、「(弟と妹)はわりと真面目だけど、(わたし)は何してるか分からないから電話するのが怖い」と言われた。そうなんだよな。きょうだいの中では一番勉強ができたはずなのに、どこから正規ルートを外れたんだろうね。あははと笑って流す。もしわたしが死んだら、誰かこのnote見せてあげてくれ。


仕事終わりの同居人と、汚くて安い定食屋に行き、二人ともマーボー丼を食べた。ごはん茶碗軽く4杯分くらいはあるし、サラダとメンチカツと味噌汁までついて560円。この町が好きだ。


となり町に住む友達が明日引っ越すらしく、最後の夜を一緒に過ごそうと連絡をくれたので、同居人と二人で歩いて向かった。深夜まで開いている喫茶店に入り、また二人ともミルクセーキを頼んで、彼女の家電回収が終わるのを待つ。


彼女は大学の後輩だけど同い年で仲が良く、同居人に紹介したところ、そちらも意気投合し、わたし抜きで遊ぶほど仲が良くなった。友達同士が仲良くなってくれると本当に嬉しいよね。だからすぐ紹介したくなってしまう。ほかにも元彼と高校の友達とか、Tinderの男同士とか、わたしの知らない間に遊んでいたりするので面白い。


少し遅くなり友達がやってきた。明日から彼氏と同棲を始めるらしい。揉めた話も色々と聞いたけど(わたしと同居人はそれを聞くのが大好き)、それでも一緒に住むことを選んでいるから良い関係だ。新生活、楽しみだね。名残惜しいのであと一杯だけ飲もうということになり、居酒屋へ移動したあと、次に会う予定をたてて解散した。


同居人と一緒に歩いて帰る。"寒いね"とつぶやくと、うるさい!と言ったあとすぐに「寒いー!」と大声を出したので、なんだそれと思い笑ってしまった。わたしがしょうもないことで笑うと、彼女はいつも「粗茶でもない、ドブ水出してるのにうめえうめえって飲むな!」と不服そうに言うのだが、その喩えも秀逸でまた笑っちゃうんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?