見出し画像

コミュニティとしての映画館。人生のなかにあるもの

先日、映画『THE GUILTY / ギルティ』のDisc発売記念の特殊上映会を、代官山に新しく立ち上がった会員制サブスク映画館「Theater Guild」で鑑賞してきました。
●TheaterGuild https://theaterguild.co/

テクノロジーによる革新が進む映画業界で、忘れかけている映画をハブとしたコミュニティの復興として新しい取り組みに期待しています。
現在会員登録を受け付け招待制となっていますが、職業選択欄に(いわゆるサラリーマン的な業種ではなく)映像・音楽・アートなどのクリエイター、そして役者が並ぶなかなか粋な座組み。芸術・エンタメ作品づくりのコミュニティとして育ってほしいと願っています。

人生における映画とは

最近『ニューシネマパラダイス』をひさしぶりに観る機会があって、まだテレビが普及する前の時代、貧しさや戦争下の厳しい情勢であろうと、人々は娯楽を求め生活の中心に映画館があった。現代のようにシステム化されたものではなく街のコミュニティとして機能していて、そこでは笑ったり泣いたり怒ったり恋をしたり…人間らしさが渦巻いていた。

そして人々に夢や生きる希望を与え、誰かの人生を変えるものであった。それこそがエンターテインメントの本質だし、人々の想いをつなぎ合わせ幸せを膨らまし拡げられる存在だったはずだ。

ちなみに映画の内容は

映画『THE GUILTY / ギルティ』は、全編ほぼ緊急通報指令室内でオペレーターの表情のみが映っている画なのに、電話の向こう側の声だけで情景や人間関係が浮かび上がり緊迫したストーリーが展開していく。想像力が試される ”音声サスペンス”という新しいジャンルの映画だ。

「Theater Guild」はリラックスして観られるソファやチェアが並ぶ落ち着いたリビング空間で、“サイレントシアター”というヘッドホンでの視聴のため、まさに主人公のオペレーターのように声に集中して没入できる素敵なコラボだった。
※まだ公開前のため室内は写真撮影NGでした

与え合いの恩贈りで巡る世の中になったらいいな。 だれでも好きなこと、ちょっと得意な自分にできることで、だれかのためになれて、それが仕事にもできたら、そんな素敵なことはないですね。 ぼくの活動が少しでも、あなたの人生のエネルギーになれましたらうれしいです。