選択肢が多いほど可能性は広がる

本屋めぐり。僕の趣味のひとつです。

ぶらりと散歩することも好きなのですが、本たちを眺めながら歩きまわることが楽しい。ときには立ち止まって気になった本をパラパラとめくってみる。
そこには誰かの数ヶ月、数年の想いが詰まってて、それを少しの時間と少しのお金で手に入れ身につけることができる。本って素晴らしいものですね。

だからもちろん読書も好きで、本に囲まれている本屋の雰囲気、紙やインクの匂いが心地よいです。

本屋をめぐるとその地域(難しく言うとターゲット)や、本屋さんの頭の中、そして世の中の流れが凝縮されていると思うんです。
今どんなことが流行っているのか、みんなに求められているのか、どんな人が活躍しているのか、どんなことを考えているのか。時代を切り取るひとつの空間だって感じます。

インターネットは“なう”な刹那的な情報が飛び交う、テレビは最近の流行に流された番組が転がりこんでくる。
それに対して本屋という場所は、ここ数ヶ月数年、さらにはずっと大切に保管されている人の歴史、知性の積み重ねが詰まっています。

情報過多の時代、インターネットで何でも情報を得られると思ってしまう現代に、敢えて本屋というリアルなメディアで、全身を使って情報を俯瞰するということをする目的で本屋めぐりをしています。

それで、いつもは都内の本屋に行くことが多いのですが、昨日川崎のとある本屋に寄ってみました。そこはとても広く多くの本が平積みされ、漫画なんてほとんど全巻が平置きされるぐらい贅沢なディスプレイをされていました。

そうすると、やっぱり新しい出会い、セレンディプティがたくさんあったんですよね。

選択肢が多ければ多いほど、その分可能性も広がるって実感しました。でも、的を絞るってことも同時に大事だったりしますけどね。

皆さんもちょっと時間があったらブラ本屋してみてください。

与え合いの恩贈りで巡る世の中になったらいいな。 だれでも好きなこと、ちょっと得意な自分にできることで、だれかのためになれて、それが仕事にもできたら、そんな素敵なことはないですね。 ぼくの活動が少しでも、あなたの人生のエネルギーになれましたらうれしいです。