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緊急事態宣言の営業自粛で行き場のないネットカフェ難民が約4,000人いるけどどうするの?

今日の夕方にでも出される予定の緊急事態宣言だが、この宣言を受けてイベントの中止や人の集まる場所の営業自粛が強く要請されることになるんだけど、宣言が出てからの自粛要請も強制力はないものの従わない場合は営業停止を指示できるんだよね?

そのうえ対象の施設名や企業名を公表するらしいので、法的な強制力がなくても要請には従わざるを得ないだろうね。

ネットカフェの営業自粛で行き場をなくす4,000人!

タイトルに書いたように、この緊急事態宣言で名指しされている業態がネットカフェ、いわゆる漫画喫茶だね。このネットカフェには住まい代わりにしている長期滞在者がおよそ4,000人いるとのことだ。

このおよそ4,000人ほどのネットカフェ難民の人たちは、店舗が営業を自粛してしまったら行き場がなくなってしまうのだ。

たちまちのうちに約4,000人のホームレス誕生ということになってしまうね?
これだけの人数が雨露をしのぎ夜風を防げるような場所を探して、夜の街を彷徨うことになるのだよ。

私もかつて新宿歌舞伎町の一画でネットカフェを経営していたことがあるから彼らの実情はよく理解しているけど、当時でもほとんどの人が籠りっきりではなく昼間は仕事に出かけていた。

夜から深夜、明け方までの割安なナイトパックで入店して、シャワーを使いドリンクバーのスープやソフトドリンクを飲んで飢えをしのぎながら、翌日以降の仕事探しをネットを使って検索していた姿を思い出す。

中にはずっと店内の個室に籠りっきりで、一日に1回だけ1、2時間ほど外出してはコンビニのレジ袋を提げて帰ってくるという人物がいたけど、彼の場合は仕事をネットカフェでしていたらしい。

なんの仕事かといえば、その当時から流行り始めていたロールプレイングゲームの武器やアイテムを獲得して、転売のようなことをしていると聞いたことがある。

今なら理解できるのだけど当時は何のことやら、さっぱりわからずにチンプンカンプンだったのだけど、店長やスタッフたちはよく理解していたようでその彼のゲーミングスキルに敬意を払っていた節があったね。

ネットカフェはもはや宿泊施設だ!

今の時代でもそういう人がネットカフェに入り浸っているかもしれないけど今のネットカフェは、漫画喫茶の業態から転換してきた総合型の宿泊施設に他ならないよね?

シャワーもあればコイン式のランドリーまで備えてあるし、個室であることはもちろんだけど、リクライニングチェアだけじゃなくソファー席もあるもんね。

店舗によってはカプセルホテルのように横になって寝れるブースを備えた施設まであるし、コミックだけじゃなく単行本や写真集なども豊富でギャラリーといったイメージの店舗も多いのだ。

言ってしまえば、狭い空間に宿泊することを優先して機能的に詰め込んだビジネスホテルより、DVDやコミック、書籍にインターネットといったアミューズメント施設としての機能を持つネットカフェのほうが安いし楽しめるスペースになっているよね?

ネットカフェ難民をホームレスにしないために!

今回のネットカフェ営業自粛で放り出される格好の人たちには、行政の保護がいきわたるのだろうか?

ネットカフェ難民になってしまったきっかけは人それぞれだが、住民届もされていない人が大勢いるし、帰るところのない人がほとんどなのだ。

東京都も強く自粛要請するのなら、こういった利用者のことまで踏み込んで対策を講じてほしいのだ。宿泊できる場所の確保と炊き出しでの食料提供をやってほしい。

密に集まることを自粛要請するのだから空いているはずの公共の体育館とかホールや研修施設とか会議場を提供してあげるぐらいは考えてほしいと思うね?

そうすれば地震や大災害が起こった時の訓練にもなり、将来的にも生かせると思うのだがどうなんだろうか?

今は、なぜネット難民なんかになってしまったのか?
なんて議論はいらないから、今目の前にある危機・危難を救ってあげてほしいよね?

小池百合子知事にお願いしたいものだ、ね!

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ってことで 今回のテーマは
「緊急事態宣言の営業自粛で行き場のないネットカフェ難民が約4,000人いるけどどうするの?」という切実な話。

では!

今日も のほほんと 生きられるといいよね。

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