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スズメの涙って、みたことある?

ほんの少しばかりの、と言う意味合いで
「雀の涙ほどしか・・・」なんて使うけど
実はウチのペットはスズメなのです。

もちろんスズメも立派な野鳥だから
勝手に保護したり飼ったりしたらダメです。

庭にバードバス(水浴びと水飲み場用)と
バードフィーダーっていう餌やりの容器を
置いてあるんですよ。

もうかれこれ7年くらいになりますか?
庭を雑木林にしたくてたくさんの雑木を
買い集めて植林(そんな大げさでもない)。

いわばガーデニングをやり始めたわけです。
家庭菜園のエリアと分けて、ただの平地に
土を2トンダンプで相当入れ込んだのです。

庭のテーマは雑木林に覆われた島と海。

ふだん歩き回るエリアを海に見立てて
何種類かの色目の異なる砂利を入れて
盛り上がった雑木林の区画を島に。

そしてその境界線を海岸線に見えるように
に白い丸砂利を白波のようなイメージで
まき散らしただけの島と海なんですが
夜になるとその砂利の白さで庭が明るい。

お隣のおじいさんが、夜オシッコに立ち
トイレの窓から見えるウチの庭をみて
一騒ぎあったことを思い出しました。

庭の玉砂利が白く浮かび上がるのを見て
「おおぃ。雪が降ってるぞぉ~!」と
夜中に騒ぎ出したんですよね。

あとで事情が判明したわけですが
夜中にたたき起こされた奥さんから
メチャクチャ怒られてましたよ。^^

おっとどっこい
そんなことは置いといて。

その雑木林の一角に適当な空間をつくり
バードフィーダーやバードバスを設置し
野鳥の訪れを書斎から眺めようとの魂胆。

最初の頃はどの鳥もやってこない日々が。

それが一旦、餌があると覚えてしまうと
定期的にきてくれるようになった。
ただ訪問者はスズメだけだったけど・・・。

でもスズメしか飛んで来なくても
スズメが毎日やってくるのが嬉しくて
それからスズメのエサ補充が日課に。

最初は2羽だけだったのがやがて
4~5羽になり、気が付けば
8羽くらいの家族に増えたのです。

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雀の寿命って自然界では1年半から
2年くらいの寿命らしいと言われており
ほんとに短いイノチなんですよ。

保護されて大事に飼われたケースでは
12年とか13年の長命を保った
長生きの雀ちゃんもいたようです。

観察してみてわかったのだけど
雀って1年に2回から3回くらい
雛をかえすのですよね。

春先からせっせとエサをついばみ
巣に帰り、またすぐ飛んできては
エサをついばみ巣に帰る繰り返し。

そんな雛鳥への餌やり行動をいつも
親雀はとっているようですね。

親雀の飛び方が変わることで
卵から雛がかえったことがわかります。

せっせと、エサ場から低空飛行で
家屋と家屋の隙間を抜けて飛んでいき
巣に帰るようになると卵から雛が
かえったしるしと見て良い。

雀の低空飛行の往復が頻繁になってから
1週間から10日くらいで、親雀と一緒に
一見してすぐ分かる体毛の薄い色の雛が
エサ場までやってきます。

こわごわ地面に降りてきて親雀の周りを
チュンチュンさえずりながら親雀に
エサをねだるのです。

1週間もすると雛鳥もじぶんでエサを
ついばむようになるのだけど、親からも
口移しでエサをもらう姿がまたカワイイ。

書斎から夫婦して雀の親子を見ていると
とても癒やされるんですよ。

雀がこんなに可愛いなんて7年前まで
思いもしなかった。

「何かペットを飼っていらっしゃる?」

こう聞かれたら、いつも返すのが
「はい!雀を飼ってます・・・放し飼いで」

冗談でも無く本気でそう思って
ペットとして見ている自分たちがいる。

もう最初の代の雀はいないだろうけど
つかず離れずでお互いに眺め愛ながら
愛すべき雀のいる生活を大事にしたい
そう思って暮らしています。

ここまで、ちっともスズメの涙の話は
なかったじゃん!

というのは早計ですぞ。
こんなつつましい暮らしこそ
豊かな心を育むのです。

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だから、スズメの涙ほどしかないと
自分の年金額や低収入を嘆いたり
愚痴ったりせずに楽しく暮らしましょう。

そして年老いても元気で過ごせる贅沢に
目を向けましょうね。

ってことで
今日の のほほん。



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