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#2「破天荒フェニックス」

家庭菜園が順調に育っています。

オンデーズの再生物語「破天荒フェニックス」(幻冬社)を読んだので、感想を記す。

この話は、主人公の田中氏が当時ボロボロだったオンデーズを買収し、世界に羽ばたく会社へ再生していく物語。

この本を読んだきっかけは、NewsPicksの動画「THE UPDATE」に出演されていた田中社長のコメントや考え方が「なんかかっこいいなぁー」と思ったから。ただ、それだけです。

印象に残ったポイントや感想は以下の通りです。

 • 事業を継続していくための資金管理、資金調達の壮絶さ。僕はいわゆる会社員であり、特段キャッシュに困っている企業でもないので、銀行のリスケや仕入れ先への支払日の延長要請などを体験したことはない。先日読んだ、NIKEの創業物語である「SHOE DOG」もそうだが、ただ売上が良ければイイ、ただ右肩上がりだからイイ、というわけではないということをこの本からも体感できた。

 • オンデーズ然り、NIKE然り、どこにでも敵がいるということ。それは身内だったり、同業他社だったり、銀行や投資家などの第三者だったり。

 • 東日本大震災のボランティアで、被災地でのメガネ作りをするエピソード。オンデーズ買収後、話題性やファッション性などを追求し、メガネをビジネスの道具の一つとして捉えていた。しかし、被災地での出会いを通して、メガネ屋は専門的な技術や知識を用いて、人々の視界を快適にしてあげることが一番だと気づいた。。。こういうことに気づくきっかけって、どのような仕事においても、あるんだろうな。ただ、それに気づくかは自分次第なのかもしれない。

読み終わって、全体的に田中社長の熱意や行動力が伝わってきて、すごく熱くなる作品だったと思う。

この手の創業物語を読んでいて思うのだが、10年以上前の話なのに、よくいろいろな場面の描写やセリフが出てくるなー、と思う。取材をしていく中で、あの時こんな会話をしたよねー、みたいなことを引き出すのだと思うが、万が一僕が成功してノンフィクションを出す場合でも、日付と共に過去にどのような会話をしたかなんて絶対覚えてないだろな。

緊急事態宣言も解除されたので、オンデーズに行ってメガネ作りにいきます。

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