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の、ような。
家族のかたちはひとそれぞれ
◇著者 麻生 海
◇発行元 芳文社
◇既巻 4巻
◇キーワード
#家族
#人間関係
#成長
◇こんな人におすすめ
家族と最近連絡とってない人
あったかい気持ちや人に飢えてる人
◇ざっくりあらすじ
事故で突然両親を失った高校生の冬真(とうま)と幼稚園児の春陽(はるひ)。近い親戚は宛にできず施設にいくかと思われたとき、遠縁のおじである愁人(あきと)がうちに来ないかと名乗り出てくれた。ついていった先には愁人の彼女である作家の希夏帆(きなほ)が住むマンションで、4人の家族のような、そうでないような共同生活がスタートする。
◇感想
関係性が不思議。キナちゃんはしっかりした育ちのお姉さんだと思うけど、そこここに訳ありっぽい描写が入るし、結婚とか家族を持つとか偽善とか同情とかそういうものにたいして凄く冷めてるのが気になる。ただ人としては懐深いしなんだかんだ世話焼きだしとてもできた人。子供たちはものわかりが良すぎるところが終始あるけど状況が状況だけに仕方ないんだろうなとか、みてて辛くなりつつ、幸せになってくれと願わずにはいられない。ママ友とか、他の子供たちとかいろんな家庭の事情も出てくるし、子供を育てるって本当に根気と体力と愛情がいるんだなと想像を絶する。
籍を入れるとか血が繋がってるとかそういう分かりやすいものがなくても家族にはなれるし、実際にそうして生きている人たちもいるだろうし、分かりやすい形のない関係性なことが、結果として相手を尊重したり大事にしたりできるんじゃないかと、考えさせてくれる漫画。
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