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古巣を訪ねて、今日もボヤく。

元同僚から「〇〇さんからの年賀状に、貴野さんによろしくって書いてたよ。ついでがあれば声をかけたら。」と言われました。

懐かしい名前に一生懸命に働いていたあの時代を思い出しました。たかだか嘱託職員の身分でしたが、楽しく働けていたのは人間関係がよかったからです。

人の役に立つ知識だとケアマネや住環境福祉コーディネーターの資格を勉強していました。まだ小さかた子ども達を寝かしつけてから、起きだし過去問題を解いていました。時間があれば市役所で発行している介護保険のパンフレットを熟読していました。まさに充実していた時代でした。このまま勤務を継続したかったけど、娘が小学校に入学するタイミングで、勤務時間の短いパートに転職しました。私は「小1の壁」に負けたのです。

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そんなある日、用事で近くに行くので元職場の人に声をかけることにしました。名前を尋ねようとしても旧姓しか知らないことに気がつきました。「元〇〇さんはいらっしゃいますか?」と声をかけたのが、昔の同僚でした。あの頃、初々しい新人だった彼女は、落ち着いた中堅になっていました。優しく私を受け入れてくれました。私は手短に近況を報告をしました。

退職してから20年近く過ぎていました。あのころの同僚たちがベテランになり、頑張って働いている姿がまぶしく見えました。


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私は家庭の事情で転職しましたが、夫が亡くなって以来、無職です。親の介護をしながら働いている友人は外国語にも堪能で有能な人ですが正規職員ではありません。

ヤングケアラーとかいう名称もありますが、私はケアラーとか横文字を使うな。「ヤング」で世代を括るな。とボヤきます。ケアラーはヤングでなくなっても終わりません。さらにダブルケアも存在しています。そのうえで働くのは大変なことなのです。

保育に保育所があるように、高齢者やディサービスやショートステイが充実したら働ける人も多いと思います。障害者の事業所やショートステイもです。安心して働きたいです。

「ケア」を安心して委ねることができ、柔軟な時短勤務があれば、子どもの発熱や高齢者の通院に対応できるサービスがあれば、まだまだ日本の労働力資源はあると思います。

だから保育士、介護士、看護師、教師の給料を上げて、継続可能な労働条件を整備して欲しいです。

障害者も訓練次第で仕事をすることは可能です。不登校も引きこもりも、家で学び、家できる仕事を作れば、労働力の一端を担うことが可能だと思います。

いろいろボヤきましたが、いま社会の変わり目を感じています。従来の仕組みでは対応しきれない問題が次々に表面化しています。

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いろいろボヤいていますが、いま私が出来る相談室の活動を頑張ります。

そして何かが変わることを信じて生きます。




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