お子様サービスデーと外出訓練。
昨日、論文の修正確認の原稿が送られて来ました。確認するように指示されていましたが、見るだけで吐き気を催しそうになります。印刷したまま手に取ることは、出来ません。オンライン会議が延期になったので、土曜日の予定がなくなりました。
そんな時、息子が本屋に行きたいとせがむので、今日はお子様サービスデーにしました。せっかくなので一人で遠くの本屋に行けるように、外出訓練に出かけることにしました。
I Cカードのチャージの仕方を練習し、電車に乗り込みます。車中では、困った時は、駅員さんに『SOSカード』を出して助けてもらうように。遠くに外出するときは、乗る前にI Cカードをチャージするようになど教えました。駅に着いたら、少し先を歩かせて、どのような経路で本屋に行くのかを見守りました。
息子は身長が高いので、尾行や見守りは、小走りで着いて行かねばならないので、非常に疲れます。苦労してついて行き、本屋と本屋をつなぐルートを把握することが出来ました。ガイドヘルパーさんとの外出の経験から、息子なりに本屋と本屋を結ぶ、「点と線」が存在しているようでした。次回はいよいよ一人での外出にトライしてもらいましょう。
息子はバイクの雑誌を購入し。ついでに私も気になっていた本を購入しました。昼ごはんを食べて。デパートの屋上のベンチで、本を読みながら一休みしました。
私はよく息子に話します。
「お母さんは、あんたより先に死ぬから、何でも自分で出来る様に、頑張ろうね。」
「わがまま言うのは、今のうちだよ。お母さんが生きている間はやってあげられるけど、死んだら出来ないからね。」
その度に息子は、ダメダメと首を振り、両手でバツをします。いささか厳しい言葉ですが、仕方ありません。これが障がい者を持つ親、私の育て方です。
歯磨きをサボって、総入れ歯になっても、偏食して、生活習慣病になっても、親が死んだら仕方ないと諦めるしかないのです。
「親なきあと」を心配しても仕方ありません。自分と同じようなケアを、他人に委ねることは、難しいと思っています。
親は死んでしまったら、なるようになるしかないのです。だからこそ、いま息子の訓練に付き合って、少しでもできることを増やせるように、「飴とムチ」でがんばります。
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